2024.05.07.

rei

2024.04.02.

ストレリチア

 

 

黄金色の 極楽鳥花

花言葉は 輝かしい未来!

 

 

市場でキラリ

凛々しい たたずまい

 

愛情込められて

丁寧に育ったのが にじみ出ていて

明日のJK撮影に ぴったり!

 

 

スタジオに持ち帰り  水切り 水揚げ 丁寧に

しばらく リビングで 待機中

 

 

 

美しい 黄色いストレチア   生産者さんは

@kanasashi.engei

 

ストレチアを専門に 育てておられている 花農家さん

 

素敵!

 

#極楽鳥花#ストレチア#金指園芸

 

 

2024.03.24.

ヒヤシンス 

 

 

 

#ギリシア産の#ヒヤシンス

ひんやりとホレボレするような 澄みきった 香りと 根っこ

#dannannan   夫作 日時計 ペーパークラフト と 共に

#KERN  #MACRO SWITERで

 

ヒヤシンスの名前は、ギリシア神話に登場する 美少年ヒュアキントスに由来

アポローンと円盤投げをして遊んでいたとき、風によって円盤が流され、ヒュアキントスの額を直撃。そのとき王子が流した血から咲いた花がヒヤシンスになったという伝説

#ギリシア先住民族の植物神

 

 

ヒヤシンス 漢字表記は

#風信子

#飛信子

 

2024.02.16.

Hasselblad SWC ビオゴン

 

Biogon 38mm  f4.5

Hasselblad SWC    (1962年製)

氷点下のお散歩撮影

カメラ付きレンズ ビオゴン で

ノーファインダー撮影

空からのひかりが 雪にはねかえって 水色の空気

コーティングなし時代レンズの ハレーション

時空をこえて 存在する超生命体

火の鳥 みたい

 

 

2024.02.15.

Elmarit-R 19mm/f2.8 (Type I)

Elmarit-R 19mm/f2.8 (Type I)
エルマリートR 初代19mmF2.8 1975年製

 

雪山星空 ナイトハイク

気温➖15℃

新月 雪灯り  ノーファインダーシューティング

 

広角レンズでありながら

広角特有の硬さがまったくなくって

 

ほんわか 優しく

自然体な 柔らかさと 空気感を 表現できる
推しレンズ

 

レンズ設計 製造は ライツ社

たおやか描写な レンズです。

@Laboratory whole
では 珠玉の名レンズたちで
大切な瞬間を さりげなく 永く
残るような そんな写真を撮りたくて

日々 光と陰と 風と 波と 花と 太陽と
レンズと 写真機と
おいかけっこしています〜

#ライカで撮影する日常
#ライカで撮影する意味

2024.02.15.

カモミールと太陽

ポットにお湯を沸騰させ、新鮮なカモミール 3カップを入れ 45分煮詰め冷蔵庫で保存する。

太陽がふりそそぐ暖かい日 カモミールエキスに浸した髪をそのまま洗い流さずに自然乾燥。
そのまま一日 太陽の下で過ごすと。。。。
カモミールと太陽が髪の色を明るくしてくれます。

 

 

 Cooke Speed Panchro 50mm f2

2024.02.14.

ヨガキッチン

ヨガセンターの食事は ベジタリアン。
肉、魚 以外にも 卵や 瞑想の妨げとなるタマネギ、ニンニク等も食さない。

食材はすべて オーガニック。
ヨガファームにて育った新鮮な野菜が調理される。

畑作業も調理も全て カルマヨギーによるカルマヨガの一環。

肉好きな私にとって ここの食生活はちょっと心配だったのだけど
まったくもって大丈夫。

毎食 バラエティ豊かな 美味なるヨガセンターのベジタリアンミール。
本当に野菜だけなのか?と疑うほどに華やか。

ここでの食事が楽しみで ヨガリトリートに参加する人も多いというのもうなづける。

 

2023.12.27.

モミ枝の蒸留水

2023.06.02.

sumika

#rockin’on 

#sumika

https://rockinon.com/news/detail/206407

#ロッキングオンジャパン

2023年7月号 で sumika  16P  写真を撮りおろしさせていただきました。

できるだけ そのまま この日の佇まい 気持ち  

そのまま 写真にしてほしいとオーダーを受け

白背景  

 5月の昼下がり 窓外の雨の瑞々しい空気を写しこんで

できるだけピュアに できるだけそのまま ありのままが写るよう シャッターをきり

sumika  の魅力 sumikaの音楽 ますます好きになりました。

ロッキングオン の 取材 ディレクション インタビュー 編集 印刷 

愛と情熱にあふれた仕事に参加させていただけ

写真をやっていて 本当によかったです。

#LEICA

#Deardorff 

#NOCTILUX

#commercial ektar

#fujifilm

2023.04.14.

1800年代 イギリスの古いラブレターより

Laboratory whale

 

写真館のテーマカラー

ネオンセロリ色の オリジナルラベル

フォントは 1800年代のイギリスの古いラブレターより 

誰かが 誰かに宛てて記した日記の スィートな言葉の 手書き文字 

まさに活字!

Anniversary

happiness

beautifulday

beautiful summer

写真たちが

100年後 200年後

いつか どこかで こんな風に 

かろやかに やわらかく スイートに  活きていたらいいなと 願いを込めて~ 

2023.03.26.

うつつこそ夢暮らし

高田城で目覚めた朝

車を走らせ 

関温泉で ひと滑り ひと風呂し

妙高赤倉温泉へ

 

 

妙高赤倉温泉 ちーちゃん家

いつもは 雪の中 

かまくらのように佇まっていたので

雪解け姿は はじめて

小屋周り 

池がをぐるっと巡っていて

水に浮かんでいるよう

 池には雪山が 映って

小屋の硝子に水景色が写って 

 硝子越しの暮らしが池に移って

池には 春夏秋冬 鯉が泳いでいる

 

豪雪にに囲われる 冬も

 鯉たゆたう 池のおかげ

小屋は冷え込まないのだそう

質実剛健

お茶室お屋敷

風流小屋暮らし

写真しながら

人生観を問うたり浸ったり

歩 で天ぷらうどんを食べ

無門 大閣 はしご温泉

湯上り リンと太鼓を叩き 

麻顔  寧々  はしご酒

夜更けの鯉に囲まれ 眠りにつきました

2023.03.23.

熊気分

 

 

月明かりの下 寝ておきた朝

朝露きらめく モミの葉を アルコールランプで蒸して作った  芳香蒸留水

あと

ハムとチーズのサンドイッチ

一升瓶のハウスワイン

も 手土産 持たせていただき

オンボロワゴンは 

お洒落な ピクニックワゴンに大変身

森の香りに包まれながら 高田城へ車を走らせ

高田城下町に車を停車し

日本海の魚をいただき

上越の春を味わい

 

再び 森の香りに包まれ  車中泊  熊気分

2023.03.21.

デジャビュー

 

豚のイラストが描かれた 可愛い小屋

きたやつハムの直売所

自然環境 気候が ドイツに似ている 

そんな八ヶ岳 八千穂高原にて

天然の軟水で 昔ながらのドイツ製法にこだわった

ハム造りをしている工場直売所にて

温泉へ向かう途中

ゆりねと散歩がてら 

ハムを買い

氷の張った 池をおさんぽ

温泉上がり 

糸さんの雪解け山小屋にて

暖炉に火をくべ 

シャンパンポンして

ハムパーティ

森の妖精 雪ヒラタケを食べたら 酔いがまわって

前に ベルリンで モンゴルで 

なんだか 同じシーン 写真したような  デジャビューしたような

雪解け山小屋に 心地よく とけ入って 

寝ながら 星を眺めながら  月明かりの中で 眠りにつきました。

2023.03.21.

八ヶ岳 春ランチ

旅仲 小屋仲 仕事仲間の糸さん

八ヶ岳に 小屋を建てて  初めての冬

雪が解けぬうちに 雪山小屋写真を撮りに行ったのでしたが

今年はもう 雪が解けてしまっていました~

今年は 雪解けが1ヶ月 早く 

雪解け 春の八ヶ岳もまた 素敵な時空間

糸さん手製の ふき味噌ペンネ

オレンジサラダ

さくらのケーキ ひらひら

コーヒー

ついてすぐ ランチでおもてなしくださり

ひとつひとつが 絵になる空間

生活そのものが 物語で

素敵な 小屋物語の世界に とけこんで 

うっとりなランチタイム

ごちそうさまでした。

2023.03.20.

sundays food

雪が解けてしまわぬうちにと

歯ブラシも持たず

着の身着のまま サンダルで 寝袋とテントと ボードセットとコーヒーセットを 車に積んで 山へと向かってみた。

この冬は スローながら なんだかんだ 心忙しくしてたら 

あっという間に春になってしまったけど

春雪山 独特の 感じも好きなので  雪山小屋巡り取材 出発決行!

気まま旅の はじまり

八ヶ岳の麓  長坂IC をおりてすぐのとこにある

sundays food   にて バケッド購入

パンを買いに ぷらっと行ったのでしたが

ここの小屋というか 空間 空気 なにもかも ステキで

いい旅のはじまりはじまり

 

2023.03.10.

mimoza

Be Good boys    in tha park

わんちゃん用 記念写真館 プレゼンツ 

パティシエ ちかちゃん

 わんちゃん用  ひなまつりケーキ (さつまいもを ヨーグルトでデコレーション いちごトッピング)

 

  ポリアナちゃんの ひなまつり  愛情いっぱい おやつタイム

 

2022.11.30.

ジャンクガーデンで育てた植物たち

去年の夏に植えた 10cmくらいの小さな ユーカリ苗
この夏は 3M 以上 大きく育ってくれて

選定した枝を バケツにほうりこんだけだけど
生命力 いっぱいに いい空気を放ってくれて 水もきれいにしてくれる。

庭で 育てた 朝摘み 植物や花たちと一緒に

ひとり撮影時の
スタンドインがわり カラーチャートがわり アロマがわり

2022.11.30.

Macro-Switar50mmf1.8


Macro-Switar50mmf1.8

マクロスイター
1960年製造

スイス ケルン社の名玉

クリアーで
シャリッと
キッリッと

シャーベットのように
魔法のように

とろける描写に

もうすぐ 3歳
ゆいちゃんのアンニュイ
あいまって

2022.11.30.

Elmarit-R 19mm/f2.8 (Type I)

#決定的瞬間
撮影レンズは

Elmarit-R 19mm/f2.8 (Type I)
エルマリートR 初代19mmF2.8 1975年製

広角レンズでありながら
優しくて 自然体な
柔らかさと 空気感を 表現できる
推しレンズ

最短距離 30cm なので
お母さんの視線 だったり
大切な人との距離にとても近い視点で 特写できます。

レンズ設計 製造は ライツ社

さすがな たおやか描写な レンズです。

@Laboratory whole
では 珠玉の名レンズたちで
大切な瞬間を さりげなく 永く
残るような そんな写真を撮りたくて

日々 光と陰と 風と 波と 花と 太陽と
レンズと 写真機と
おいかけっこしています〜

#ライカで撮影する日常
#ライカで撮影する意味

2022.09.08.

 

海を眺める 車椅子の JAHAN
隣で ウクレレを弾く  MIKE

MIKE は プロミュージシャンで
メジャーレーベルからレコードも出していて

今は リタイアし
毎週水曜日 天気のいい日
サンオノフレ で 妻への リサイタル

が お決まりなのだそう。

MO は
車椅子のママに海を見せたいのと
パパが 得意の楽器を 気持ちよく演奏できるよう

仕事が休みの水曜日
車を40分くらい走らせ

いつものサンオノフレビーチ に 2人を連れて来ては
家族でプライベートコンサートを 愉しむのだそう。

サンオノフレビーチの 駐車場は ビーチフロント

眺めが ものすごく良くて

舗装はされていなくとも
土が程よく 硬くて柔らかく滑らかで
自然のまま 優しい天然バリアフリー

電動車椅子を 自分で 操縦して
気ままに のんびり 好きな場所から海を眺められ

トイレも広くて 清潔

波乗りの聖地であるけれど

波乗りしない人にとっても
誰にでも 全ての人に優しい  素敵なビーチ

ここで のんびり気ままに 家族の時間を過ごすのが
MO ファミリー 水曜日の お決まりスタイル

BIG WESNESDAYへ向かう旅
サンオノフレ で 出会った
そんな 素敵な時間 を 写真しました〜

この写真
ポストカードサイズのBW 印画紙に焼いて

MOに AIR MAIL

この時間が 海を渡って
MOのおうちに 届くといいなあ。。。 と思って

日常に流れる時間の ほんの一瞬
何気ない 光や影 匂いや音 気持ちや 温もり
が ぎゅっと写真となって

いつか  遠く 永く  未来のどこかに
届いたら 面白いし  きっと 素敵だなあと

そんな風に 写真旅して 持ち帰ったフィルムたち

千葉の 海辺の暗室 暗闇で 現像して プリントしてます。。。
とても ゆっくりですが。。。

Soft ukulele tone
Ride the sea breeze and melt in the sun Special seats on Wednesdays

Looking at the sea Jahan in a wheelchair
Next to her is MIKE playing the ukulele

San Onofre Beach parking
is beachfront
the view is so good

Even if it’s not paved
The soil is moderately hard, soft and smooth
Naturally friendly, barrier-free

Control an electric wheelchair yourself

Journey to BIG WESNESDAY
I met at San Onofre

I took a picture of gentle time~

Just a moment of her in the time that flows in everyday life
Casual lights and shadows, smells and sounds, feelings and warmth
but she is tightly photographed

Someday, far, long, somewhere in the future
When it arrives, it’s interesting and wonderful

Like that, I took a photo trip and brought back the film

prints by developing in the darkness of the Chiba seaside darkroom. . . very very slow. .

2022.08.20.

緑の光線

#sanonofre
#4door point

#魔法じかけのオレンジ

サンセット 待ち合わせした 
キャッチサーフの
ジョエルに会えずじまいまま

海から上がって

焚き火をして たら
   
Green Flash!!!   緑の光線!!!

水平線に太陽が沈む一瞬に発するとされる緑の光線を目撃すると
自分と他人の心の中が見えるようになるという〜

太陽が沈む瞬間に放つ緑の光線は幸運の印

「太陽は赤・黄・青の光を発しているが、青い光が一番波長が長い。だから、太陽が水平線に沈んだ瞬間、青い光線が最後まで残って、それがまわりの黄色と混ざって私たちの目に届く」

それを見た者は幸福を得られるという〜

サンオノフレ 4ドアポイント

出会えた気がした

魔法じかけの緑の光線

2022.07.07.

Laboratory ~whale of a time

Laboratory ~whale of a time

太平洋を一望する 小さな小屋
完全予約制のプライベート ロケーション写真館 

プライベートフォト 撮影料金

2h 35000円 (木曜日 金曜日)
3h 45000円 (土曜日)

撮影した 50~100カットの画像データーを 色調整し 撮影後 3日以内に データーでお渡し

小屋内 屋根ありのデッキ(海背景) 一面 太平洋を一望する 広い庭
にて 自然な流れで 自然と一緒に 自然な表情 佇まいを 撮影

車 キャンピングカー バス の乗り入れ 可能です〜

海背景に 愛車 愛犬と一緒に 撮影できます。

海背景の ブツ撮り 撮影も 承っております。

背景紙 背景布 大型ストロボ LEDライト 
ロケグリップ 照明機材 あります。

ご要望 ご希望にあわせた 写真 撮影を カスタマイズいたします。
 

予約は 2週間前から 受け付けております。
撮影当日 雨 風 強い場合   無料で リスケします〜

〜〜〜〜〜〜〜〜

オプション (別料金)

レタッチ入り プリント 

フォトブック製作 

額装 

フィルム撮影 (35mm 6X6 4X5 8X10)
銀塩アナログ 手焼きプリント

本革 アルバム作成

ドローン撮影 

動画撮影 動画編集 

ヘアメイク

生花 (東京の大田市場で 直接 買い付けしております。) 

撮影用 ワーゲンバス や ビートル 車両の手配 

mail info@torisuyuko.xyz
右上の サイトをクリックしていただき

お気軽に お問い合わせ ご相談ください。

 

2022.07.03.

whale of a time

2022年 七夕の日 laboratory は 

海辺に新しく ひと夏の プライベート写真館 Laboratory whele を OPENします。

太東海浜植物群落  日出処 

太平洋を一望する  丘に 佇む スペースシップな小屋を 
写真スタジオとして 使わせていただけることになり〜  

窓一面 太平洋 その向こうには 鯨が泳いでいるらしいので

この 写真館を  Laboratory ~ whale of a time と 命名しました。

a whale of a time というのは、楽しい時間を表すイディオム 

Laboratory 〜 whele of a time
とてつもなく素晴らしい時感 を テーマとした 写真研究所 

自分の 思う レンズと写真の魔法をふんだんにつめこんだ 
詩的な 写真スタジオ プライベート写真館  

 

2022年 7月7日  Laboratory whele  OPENします〜

 

  

2022.04.29.

西武鉄道

2022.04.29.

2021.09.11.

ダイヤモンド

ITH
さんの ビジュアル撮影

ダイヤモンド と 向き合う時間は 自分にとっても特別です。 

地球で一番 かたくて 美しい 鉱物

ダイヤモンド を 写真で 表現することは  
とても 詩的で 夢のようで   

この 小さくて 大きな輝きは 大切に 大切に 何光年も前から 何光年も先へと繋がっていくのだろうと 
想像すると 頭がいっぱいになり  

いざ 写真 

できたことは
静かに輝く 美しい佇まいを前に  
シャッターをコトリ と  心をこめて おすだけ 

とても シンプルな あたりまえのことでした。

  

2021.05.12.

写したいのは  “あつみ”

職人の手仕事によって つくられる ものの  “あつみ” 

機械加工と職人の手仕事が両立して 生まれる 
ith の 新しい コレクション 鍛造シリーズ 製作風景

“鍛造(たんぞう)”・切削   昔ながらの 金属加工製法を 取材させていただき

感じた “あつみ” 

 

東京の三軒茶屋にある〈工房フジモリ〉にて

2021.04.24.

ITH の ベビーリング バンビーノ 誕生お披露目写真

誕生月 にあわせて 12個の誕生石 

月と石  空に 浮かべて 撮影   

・1月 ガーネット
・2月 アメシスト
・3月 アクアマリン
・4月 ダイヤモンド
・5月 エメラルド
・6月 パール
・7月 ルビー
・8月 ペリドット
・9月 サファイア
・10月 オパール
・11月 シトリン
・12月 タンザナイト

 

2021.04.21.

今春 ith より 誕生した ベビーリング の イメージカットの撮影の依頼を受け
最初に 浮かんだキービジュアル は 空から 銀のスプーンに乗って ベビーリング が 運ばれてくるシーン

ベビーリング の ルーツは 銀のスプーン 
 
「銀のスプーンをくわえて産まれてきた子どもは幸せになる」「銀の食器は魔除けの力がある」という古くからの言い伝えから、
西洋では 出産祝いに銀のスプーンを贈るという慣習があり その歴史は 500年くらい前に遡るそうで 

ということで
いい感じな 銀のベビースプーン 探しから 撮影準備はスタート

ネットで調べつつ
暇をみつけては 赤ちゃんショップ巡りをし
アンティークショップを探し歩き 

やっと見つけた 銀の ベビースプーンは 1910年 アイルランド製

111年前  誰かが 誰かの誕生を祝って 造って 大切にされ 海を渡って 
私のところへ やってきた 銀のスプーン 

ith の アトリエの窓辺   日暮里繊維街のトマトで購入した 赤ちゃん用の 水色のガーゼをなびかせ 

111歳のスプーンに お母さんリング と 赤ちゃんリング  

ウララ 宙に浮かべて  特写 

 とても 愛おしい 撮影でした。     

ちなみに…
古い時代のものと これからのものを 繋いだレンズ は  

アルパ用ケルン製マクロスイター 50ミリ
シネレンズ専業のスイスのケルン社が製造した数少ない写真用レンズ 

表現したかったのは 透明感 と 浮遊感 

2021.04.18.

オーダーメイド ジュエリーブランド #ith から この春 生まれたてほやほや #ベビーリング #指輪の赤ちゃん  
Bambino〈バンビーノ〉 

0歳のアキちゃんと フォトセッション 

アキちゃんの誕生石は  ペリドット  
アキちゃんのママも 私も! 同じ 誕生石  

宝石言葉は 運命の絆・明るさ

アキちゃんの ちっちゃな指に ペリドット 

とても キラキラマッチ
とても ピースフル で かわいい 撮影でした!
 

#8月の誕生石 #ペリドット 

#ith #ベビーリング #Bambino #赤ちゃん指輪

2020.12.27.

蛇の石像が
ここを守ってくれていたこと 
最後にはじめて 知った。 
 
880日間 お借りていた
海暮らし の拠点にしていた 
土がホクホク なんでもぐんぐん育つ 魔法みたいな畑 と どんとおちつく平家 

大掃除して お返しする日

ありがとうねって ふりかえりながら
最後に 写真を撮っていたら

入口の石に 蛇が彫ってあるの 
最後にはじめて きづいた。

市場で買っている 花や植物 野菜  
自分で育ててみたくなり 土地を探していた時

ふこふこの土した 畑つき平家を すぐさまみつけ 借りて暮らした 880日間

この土から たくさんのことを学び 教えてもらいました。

そんなこんな 見守られていたこと
  いろいろな記憶が 合点し   

心も ホクホク あったか  

ああ   
ありがとうございます。 
 

土地をお借りし 暮らす中
 自分の土を自分の土地を 創ってみたくなって

自分に買えた小さな土地は  土壌改良が必要な じゃじゃ馬荒野だけど 

この土のよう  ゆっくり 時間をかけ 情熱注いで 育てていければ と思い

2021年も 東京&山&海   
       トリプル拠点で 築いていきたいと思います。

追伸

このブログをはじめたきっかけは 
大震災後  自分の住処を自分で開拓する知恵がほしくて 
農業留学の旅にでたのが はじまりでした。

あれから まだ10年 
今日も 旅のつづきです。 

2020.12.27.

オペラやミュージカルでも活躍されている 
テノールの大田翔さん と バリトンの田中俊太郎さんによる 
ヴォーカル デュオ  SiriuS(シリウス)

2ndアルバム「星めぐりの歌」 12月23日 リリース

星がテーマの アルバムで
撮影前 レコーディングに 立ち会わせていただき 
お二人の 壮大な歌声とハーモニー
心も体も 圧巻&感動 を胸に
いつも波乗りしている 海で 満点の星空の下
 ジャケット&ブックレット  撮影させていただきました。

アルバム 一曲目 
『やつらの足音のバラード』
作詞 岡山俊二 さん 
作曲 かまやつひろし さん

は 私の ひとり旅&星空撮影 のテーマソングでもあります。
28年前 ゴビ砂漠を ロバ車で撮影した時から ずっと。 

アートディレクション 萩一訓さん 
ブックレット イラスト  テノールの大田翔さん

PS
星撮影 自分の写真のライフワークでもあり
ガリレオ ガリレイ は 自分にとって レンズ光学の詩匠です。
この冬も 雪山に 天体望遠鏡かついで 海から山へ!
撮影に でかけたいなと 目論んでいます。 
極寒対策 励みます!

2020.07.12.

ith ブランドブック

オーダーメイドで世界に1組だけの結婚指輪を手作りされている
ith の ブランドブック

宝飾技能士 高橋亜結さん 率いる 
ith から生まれる リングたち 
  
ith の アトリエ

ithの手仕事 

作り手の想い

指輪にまつわるストーリーにちなんだ
石や木 風 と共に
 
撮影させていただきました

紙にインクに製本に 
こだわり と 愛情がいっぱいの   
ブランドブックに刷りあがっていて うっとり。。。

アートディレクションは
o-flat inc. 永田洋平さん

宝石に光を注いでくれたのは
照明技師  宮本順平さん

そして そして
光を注ぐ 宮本さんの 左手薬指には 
ith のリングが キラリ

愛しい 撮影のつながり

 
モノ づくり にまつわる 
写真の仕事ができ

 
いといとおしい bookです。

2020.05.20.

flumpool Real

flumpool ニューアルバム 『Real』 本日発売 

メジャーデビューアルバム『Unreal』のリリースから12年 ———

Unreal を 再現した ジャケット撮影で
12年ぶりに 12年前と同じスタジオで ジャケット & アー写 撮影させていただきました。

Unreal ジャケット撮影時 は  メジャーデビューと同時期

「Over the rain 〜ひかりの橋〜」ミュージックビデオのドールVer. (デビュー当時 お蔵入りとなった幻のPV )を 連動撮影していて

Unreal ジャケット撮影では 全身 肌の質感をマネキン人形のように特殊メイクし 人形に扮したメンバーを 撮影。

長時間 全身の毛穴を塞いでの フルヌード撮影は 
皮膚呼吸ができず 顔色も気づいてもらえず
体力的にも 精神的にも とても たいへんそうだったのを カメラ越しに記憶しています。 

あれから 12年  
あの日と 同じスタジオ 同じ立ち位置に
並んだ メンバー

モニターに 映し出された  12年前の 4人に 重なってもらい 
 
今 ありのまま  そのまま
人形でなく 役でもなく リアル そのまま

カメラ前 全身で 呼吸し 写真した   ジャケット写真
12年越し  #フランプールのリアル 

活動休止から 復帰し
いろいろな想いや願いのこもった
12年分の 時空想 音楽  

未来へ発信 

 

写真を続けていて よかったな。

写真ってステキだな
また こんな軌跡を残し 伝えていきたいな

って思えるお仕事 

自分もエールをいただき 

これからも 写真を深めていけるよう がんばろうと。

〜〜〜

https://youtu.be/8gLgej9Q-5s?t=2

撮影現場 メイキング映像

暗室に大切に保管している 
デビュー当時のポラ オリジナルプリント 撮影データー 
セット資料 も一緒に撮影 〜

2020.03.19.

king & prince CALENDER 2020.4-2021

100年後に残る 写真を撮りたいと 目指し

ずっと みていられる
心にすっと馴染む

そんな 写真を目指し

king & prince
CALENDER 2020.4-2021.3

表紙 & 2020.10-2021.1
撮影させていただきました。

DEARDORFF 8×10 1921年製 & ILFORD FP5
WIDE ROLLEI 1961年製 & AGFA OPTIMA
LEICA M5 1972年製 &KODAK PORTRA
LEICA SL 2015年製
DJI Mavic 2018年製
カメラに

1930年代 40年代 60年代 70年代 80年代 2000年代
&2018年製 レンズ

Commercial Ektar ,Hektor,Distagon,
Summaron,SummicronNoctilux
Apo- vario- elmarit Dji Hassel をつけて

秋空の下
太陽と あの森で育った薪木の
焚き火の 煙や熱や匂い音  そして ゆらめく炎

星空の下
月明かり と 花火と
105年前 喜劇王チャップリンが1914年に撮影した
16mm film 投影光

そんな時空光で

21世紀  king & prince

そのまま そのままに
スーパー ハイブリッド撮影

写真は魔法です!

2020.03.01.

海辺のアナログ暗室から 東京のデジタル暗室に アンプ スピーカー レコードプレーヤー  
を お引っ越し

聞こえない域の音を 感じて  

目には見えない域を イメージして

2020.01.23.

ロケアシスタント募集

ロケアシスタント募集します。

都内在住
CAPTURE ONE が扱える方

torisuyuko.com
CONTACTに
写真付き履歴書をお送り下さい。
後日、ご連絡させていただきます。

2019.11.10.

ith イズマリッジ

飛行石 を イメージし
 
ダイヤモンド 金 プラチナ
硬質の極  
柔らかさ 優しさ そして 輝  
  
   
オーダーメイドで仕立てられる ith の 指輪
職人であり ithの代表でもあられる 
高橋亜結さんと 一緒に
ith のアトリエで 撮影させていただきました。

2019.09.21.

『人と時』

シンガーソングライター 熊木杏里さん 

ニューアルバム 10月30日発売 

ジャケット写真 アーティスト写真を 撮影させていただきました。

熊木さんの時間を 写真で表したいなと
写真で 4次元 表現したいなと 

夏の暑すぎた日
緑の木々たちが ジュレみたいにみずみずしく 

沈む夕日と 夕立ちと

月日は百代の過客にして、行きかふ年もまた旅人なり (奥の細道)

熊木さんの歌声と出会ったのは 13年前 2006年秋 映画館。

『バッテリー』という映画の予告編で 流れてきた 透明感がありつつ とても落ち着いた歌声が ものすごく印象的で 
素敵な歌声だな どんな方なんだろう? と想ったのを よく覚えています。

その後 2008年 初夏  電話で ジャケットのお仕事を頂いた時  
アーティスト名 熊木杏里さん と聞いて すごく嬉しくて 

当時 目黒にあった暗室の近くの 元 おせんべい工場跡地のスタジオで 
8×10カメラ 16mmカメラ ローライ6008 で 撮影した出会い というか再会というか 
ささやかなところまで よく覚えています。

あれから 何度か ジャケット撮影をさせていただき  

熊木さんの景色 世界観 は 
いつも 今も 私の写真の根底に流れるなにかに とてもよく響いています。 

   

2019.09.04.

映画 ロマンスドール 

人形造形師 と その妻 
10年の、嘘と秘密と、ほんとの愛。

原作 脚本 監督 タナダユキさん
  主演 高橋一生さん  蒼井優さん 

 
タナダユキ監督の 世界観  
夫婦役 高橋一生さん 蒼井優さんの 佇まい そのまま

光 影 映画撮影現場の空気 
できるだけ そのまま 写真に込めたいと 特写させていただきました。

ディレクションは 上田智子さん
グラフィックデザイン 大島依堤亜さん

2019.09.04.

『ネガは楽譜であり、プリンティングは演奏である』

アンセルアダムスの写真技法書を 詠みながら

暗室では
ごはんちゃん シュンくんの 
ウエディングの鐘が鳴り響いて

2019.07.27.

ラルティーグ と 熊木杏里さん と ポラロイド809

目を開く、そして閉じる。また開く、大きく開く。ほら!目の前のイメージをつかまえられるんだ。光も、陰も、色も!そのままの大きさで。ぼくはそのイメージをずっと持ち続けられる。この発明は素晴らしい秘密だ…」。

大好きなアマチュア写真家 
ジャック=アンリ・ラルティーグ 8歳の時の 120年前の 1902年の
日記のことば。

2019年 7月26日   17時30分  太陽の位置を待って 

暗室の近くで 
大好きな シンガーソングライター 熊木杏里さん を撮影 

彼女の曲 「春の風」
言葉では とどかないもの 君は 届けてくれた 

という フレーズは 
私の写真のテーマソング 
 
 
時 を 届けることのできる写真を お返ししたくて 残したくて

大切に残しておいた 最後の1枚の  
8×10ポラ 809(11年前に製造中止された ポラロイド社の最高傑作 8×10インスタントフィイルム)
    
を カメラにセットし  5分の1秒 F6.3

あ、時を つかまえられた! 

2019.06.22.

BULLI YARD

主に築100年以上前のアメリカの建築材を使い「再生」をテーマに
個人宅や店舗、会場装飾などデザイン施工をプロデュースする
アンティーククラフトマン ryujirou someday さん と 相棒の VW single cab 1958′

私が 一宮に暗室を構えたきっかけのひとつは
 いつか 旧車の VW TYPE3を 自分でメンテナンスできるようになって 乗りこなせる
 そんな 風になりたくなったこと 

波乗りに 畑に 写真に 明け暮れてて
うっすら わすれかけていたけれど。
 

ryujirouさんは 高校生の時 TYPE2 通称 BULLI に 乗る人になりたくて そして 今に至る というはなしを
この撮影の 前の夜  ひょんなことから してくれて

早朝 
ディアドルフで コマーシャルエクターで 8X10FILMで  仕事に向かう りゅうじろうさんを待ち構え 呼び止め 

2枚 シャッターをきった  その 最初の1枚 

自分自身の中に 眠っていた 何かが 重なった 大切な1枚
  

  

2019.06.15.

満を持して
収穫した 梅たち

ひとつぶ ひとつぶ
きれいに洗って きれいにして

雨降りの土曜日 
風通しのいいところで 自然乾燥

雨降りの東京で
優しく 可憐な香りを放ちながら 
すやすやしていて

このポエティックが写ればいいなあと

選んだレンズは  
マクロエルマリート60mm

2019.06.12.

梅雨の最中の梅仕事

梅雨の最中の梅仕事

九十九里の畑では 今年も梅が大豊作 
一昨日 青梅を 20キロ収穫 
梅雨の中休みの今日 
東京の自宅で 梅酒と梅シロップ 漬け込み作業 & 一部 梅干しのリハーサル

明日と明後日 晴れるそうなので  残りの完熟梅(推定20〜30キロ 立派な実が 雨の中 完熟中)を収穫予定 
 

漬けたての青梅の瓶たちを眺めながら

梅酒 や 梅干し  
漬ける って作業 は タイムカプセルみたい

時間とか 空気とか 思いとか 
寝かせながら 眠りながら   ゆっくりと とけていく  夢みたい      

来年は 畑のある 一宮は サーフィンのオリンピック会場

今年の 梅酒 & 梅シロップ を 1年 大切に寝かして   
ラボラトリィの 東京 オリンピックイヤー ウエルカムドリンクにしたいなと。

そして サーフィンだけでなく 釣り & 船の操縦の練習も   
これから 10年 20年 30年 の 写真研究所 ラボラトリーの日常に じっくりと ゆっくりと とけこませて いけたらなと。 

2019.05.21.

雑誌 NUMBER 978号 日本ダービー革命元年。
中頁 時代を変えた7つのダービー にて  外国人として初めて日本ダービーを制覇した 
ミルコ デムーロ騎手 のポートレート撮影をさせていただきました。

  
 

NUMBER で写真を撮らせていただくこと 
スポーツ選手の取材の現場は
自分にとって いつも 今も 写真に帰れる舞台です。

 

スポーツの世界で 第一線で輝いている選手 目指している選手

ひとつ ひとつ 勝負に打ち勝つ為の 
コンマ1秒 コンマ1ミクロン を求め
人生をかけ 鍛錬を積み重ねている そんな 選手の
一瞬を写真にし 残し 伝える  ポートレート撮影 

写真家冥利につきる 仕事です。

ロマンあふれる取材内容 
レイアウト デザイン 文章 全て 美しい スポーツグラフィック誌 Number
 

今回 インタビューをされた 内田洋子さんのインタビューと執筆も とても素晴らしくて

取材後 内田さんの本を いろいろ拝読させていただいたり 

この撮影から とても大きな影響をいただいており
私も 自分の撮った写真が なにものかになれるよう 日々 誠実に 写真と向き合っていきたいと思います。

追伸

一昨日 5月19日のオークスを勝ち、クラシック競走を完全制覇した ミルコ デムーロ騎手
撮影させていただいた選手が 撮影後 大活躍しているニュースは とても嬉しく 特別な気分です。

2019.03.21.

2019年 3月16日 運転開始  西武鉄道 新型特急 Laview 
ポスタービジュアルを撮影させていただきました。

これからの100年のフラッグシップトレインになるように
という願いを込め 開発された
特急電車 Laview 

女性建築家 妹島和世さん監修の
爽やかで 明るく優しい デザイン 内装がとても心地よく
ピクニックのような きままな 雰囲気を駆り立ててくれる そんな 乗物で
  
電車に乗って 流れる景色を眺めながら移動することの 愉しさを
気づかせてくれる そんな 速くてゆるくりとした 電車です。

そして Laviewの発車と共に 
この春 飯能にオープン ムーミンバレーパーク 

ムーミンの作者 トーベヤンソンの世界観あふれるワンダーランド

四季を通し 湖や木々 移りゆく自然の景色の中
彩豊かに 主張しながら 共存し 華をそえてる キッチュな小屋たち建物たちは  
自然と共に 愉しく暮らすことの 建物道 素敵エッセンス いっぱいで

今の自分の小屋作りに いろいろ影響をもらっています。

2019.01.26.

映画 『長いお別れ』 
ポスタービジュアルを特写させていただきました。

ひとつひとつのシーン お芝居 空気 風 色  
大切に 大切に  編んでいくような  

そんな 映画の撮影現場の 空気が 尊くて 

息を潜め 

そんな空気を写したいなと 特写させていただきました。

2019.01.01.

あけましておめでとうございます

きれいな朝日が昇り
 いつもの日常がスタートをきり 駆け出しました

初夢は
Take your time
と いう フレーズ

 

流れ 過ぎていく かけがえのない瞬間 
  

Take My Time

自分の時間をかけて 
丁寧に 美しい時を刻んでいきたいと思います

2019年  どうぞよろしくおねがいします

  

ヤマト運輸さま
 
お正月 新聞広告を 撮影させていただきました

2018.07.17.

今日 夜 9時スタート 関テレ TVドラマ  『健康で文化的な最低限度の生活』
ポスタービジュアル を 撮影させていただきました。

TVドラマの ポスター撮影は  撮影クランクイン前後に 撮影することが多く

それぞれ俳優さんが 役をまとって 作品に入っていく そんな空気を 
ドキュメントできるよう  シャッターをきっています。
  
    
 

私の 写真の仕事の キャリアのスタートは  映画やTV のスチールマンでした。
もう 24年も前かな。

大学を卒業後 京都の太秦に移り住んで  京都の映画の撮影所で 現場に ロケに ベタ付きで 
汗かいていた あの頃

ポスタービジュアルを 撮影することは 憧れであり 夢であり
   
大映通り カメラバック担いで 自転車漕いで  汗かいてました。  

誰かのために、汗かく、夏。 

ポスタービジュアルの  キャッチフレーズに 気持ちが重なります。

 

  

2018.06.06.

花王 キュキュット CLEAR泡スプレー 関根麻里さん篇 30秒 TVCM

撮影させていただきました。

2018.06.06.

郵便局の見守りサービス

グラフィックポスターを撮影させていただきました。

自分のコレクションの中で 一番の愛レンズ 
ヘクトール73mm で   全国の郵便局に貼られるポスター そして 新聞広告の撮影

  
自分にとって 夢のような 撮影でした。

2018.06.06.

花王 キッチン泡ハイター 寮母さん篇 30秒 CM 原美穂さん 

花王 キッチン泡ハイター ブランディング篇 30秒 CM

花王 キッチン泡ハイター TVCM 撮影させていただきました。

2018.01.02.

新年 あけましておめでとうございます。

今年も 宜しくお願いします。

今年も 昨年一昨年と続いて  
ヤマト運輸さま お正月 新聞広告を撮影させていただきました。 

2017.11.30.

明治神宮の結婚式場  明治記念館

オフィシャル写真を 撮影させていただきました。

明治天皇 ゆかりの宮殿建築 
奥ゆかしい 見事な庭園 
 
写真機で 写真させていただきました。

2017.11.06.

西武鉄道 ちちんぶいぶい秩父 2017 秋冬編 
グラフィックポスター 撮影させていただきました。

2017.11.05.

大正製薬 新ビオフェルミンS 
グラフィック広告を撮影させていただきました。

2017.09.14.

秩父地域の魅力を発信する  西武鉄道 ちちんぶいぶい秩父 2017

グラフィック広告 を撮影させていただいております。

2017.09.12.

花王 ビオレu #お風呂からひとつになろう プロジェクト
グラフィック ポスター 撮影させていただきました。

楽曲 肌  を 歌う 星野源さん

歌も ポージングも とても  素敵で  老若男女 現場一同 魅了されっぱなしでした。  

背景のいろいろ家族の いろいろお風呂スナップも   いろいろ撮影させていただき

お風呂って 楽しいな〜 
お風呂って 幸せだな〜

#お風呂からひとつになろう    しみじみ いい企画だな〜 ♨️ 

2017.09.10.

アサヒ おいしい水プラス「カルピス」

ポスタービジュアルを 撮影させていただきました。

合唱団 の 少年たちの
 すっきり あまずっぱい 歌声と共に  あ〜こりゃこりゃ〜 可愛い撮影でした。

2017.09.02.

雑誌 Soup 10月号 表紙&巻頭 18頁 
多部未華子さん 撮り下ろしさせていただきました。

ノクチルクス 50mm  ヘクトール73mm 赤ズマロン28mm

が 最近のマイブーム トリオ

2017.06.06.

Leola

Leola  
ハワイ語で   Leo は声  la は 太陽 

Leola
4th シングル『コイセヨワタシ。』 ミュージックビデオ 

ハワイの太陽の下で 撮影させていただきました。

2017.04.03.

第一三共ヘルスケア トラフル グラフィック 
ポスタービジュアルを 撮影させていただきました。

2017.03.16.

TVCM ケロッグ 「ケロッグ始めてケロ篇」
撮影させていただきました

2017.03.16.

雑誌 美的 4月号 森絵梨佳さん 連載 
 トマトをテーマに ポートレート写真 撮り下ろしさせていただきました。

 

2017.03.16.

新ビオフェルミンS グラフィック広告を撮影させていただきました。

2017.01.03.

2017年 あけましておめでとうございます。

今年も かけがえなのない一瞬 と 想い 
日々の眼差し 積み重ねを大切に 写真活動に努めたいと思います。  

2016年にひきつづき 
2017年元旦の ヤマト運輸さま お正月新聞広告  を撮影させていただきました。

2016.12.10.

新しいダヴ ボディウオッシュ TVCM
を撮影させていただきました。

2016.12.06.

タンバール!

雑誌 SOUP 1月号 表紙&巻頭頁にて 佐藤栞里さんを撮りおろしさせていただきました。 

栞里さんのクラシカルでいて 今をときめく そんな魅力と
タンバールの描写力に こころうたれ はっとして 

タンバール! 

この季節 なんだかとてもホクホクとした気分になれる 
そんな 特別で 格別な レンズ です。

2016.10.27.

ダシダ TV CM & グラフィック広告 
撮影させていただきました。

2016.10.14.

ドローン 

ひょんないきさつで ドローンを導入した。

最近 海辺で 日々ドローンを飛ばして 操縦に励んでいる。

操縦は至ってカンタンで
鳥の目線 鳥の景色 が すぐに掌に届く。 

5キロ先まで カンタンに飛んでいくので
波の様子も スクーターを飛ばすより早く カンタンに確認できたりする。

すごいけど

飛ぶまでの進化を経ずに 急に手に入った視点に 想いが なかなか定まらなく
なんだかな。 勝手に心は焦っていく。

ゆっくり。  ゆうくり。   低空飛行から昇華させていこう。

冬の澄んだ空 寒空 夜間飛行 全てを 経て 遊んでいこう。

  
 

2016.09.28.

花の調べ

風に 花のいろ や キレイな香り を乗せたいな 
と想って 花市場で いろいろなお花を仕入れてきて  花のことを調べたり 観察したり 写真にしたり しています。

 
LABORATORYでは 海に流れつく廃材や 貝殻 あき瓶 牛乳パック に ペンキを塗って 花器にして

パタゴニア サーフ 千葉 の オーガニックマーケットにて  花と花器を 販売しています。 

  

2016.09.21.

海辺の暗室

今 海辺に暗室を創っている

ここを 写真の研究所 ラボラトリー にしようと思っていて
いつか ここに 実験映画館も創りたい

ソルトスプリング島にあるような ホノカアにあるような 昔 高田馬場にあったような
小さくて良質な くらやみと フィルムの映写機   あと 看板ネコ がいるような。

 

 今年の夏は 地元の大工さんと職人さんに手伝ってもらいながら (みんな サーファー)
ここの土地と ここの海と ここの風と ここの波と 戯れながら  
いろいろな仕事と あつい時間と たくさんの気持ちを 暗室制作に注ぎこんできました。

密かに 2016年9月5日 ラボラトリー OPEN しました!

まだ 工事は途中段階です。

 ここ最近は 秋の長雨 欠けていく名月 しっとりとスローに時間が流れていくけれど
サクラダファミリアみたいに  工事も過程も空気全部が ラボラトリーになっていければいいなと。

ここから これから 次の夏に向かっての冬 この場所と ここでの時間に 深みと含みをもたせたいと想っています。

最初のイメージ図

   

2016.08.02.

花王 エッシェンシャル 
わたしは ハンドブロー派キャンペーン TVCM  を撮影させていただきました。

栗山千明篇

澤穂希篇

佐田真由美篇

ダレノガレ明美篇

2016.08.02.

雑誌 soup 9月号 表紙&巻頭頁 
女優 石原さとみさん を撮りおろしさせていただきました。

雑誌 ロッキング オン H vol 119
声優 南條愛之さん 大特集 全32頁にて  ポートレート写真を 撮りおろしさせていただきました。

2016.07.05.

ドミノ・ピザ TVCM

ひらけ、おいしさ。「BUY 1 GET 1 FREE!」篇 を撮影させていただきました。

撮影中に食べた パイナップルのピザが最高に美味しくて 美味しくて

この撮影を機に 天然酵母を育てたり ピザ釜を作ったり
酵母とか 炭とか 薪とか 小麦粉とか   どはまり中な初夏を海小屋にて展開中 

ちょうど 今 特性 レモンピザ が完成しつつあって (すごく美味!) 今後 我社の看板まかないメニューになる予定

 

あと タコ釣り も 格闘中
 

チャンスをみつけては 地味に漁しつつ 未だ つれないままに
 
つれづれなるままに。。。

釣ったタコで 炭火たこ焼きをつくるのが 目標です。    COO

今年も もう 今年の夏がはじまってきてます!

 

2016.06.17.

TVドラマ『希望ヶ丘の人びと』
ポスタービジュアルを撮影させていただきました。

2016.06.12.

海小屋は外がとても近く

夜に目を覚ましたりしたら
時計をみるより先にドアをあけてみる

 
と すぐに空が広がっていて 月や星の見え方や
 暗闇 青闇 闇の景色に おおよその時間をなんとなく感じれる

今日も夜に目を覚まして
時計を観るより先にドアを開いてみると
六日目の月と 北斗七星 が キレイにみえ 

時計は深夜2時

ちょっと眠かったけど 今かなと思って 思い立って 
現像&ラッシュプリントしたての16mm フィルムを映写機にかけてみる

1ヶ月くらい前 夕日がとてもきれいだった日
波に乗ったあと 急いで走って追いかけ 撮影した時の 
夕日に繰り返す波のフィルム  
サーフィンの大会の前日の夕方の景色とか 気配とか

1秒間に24コマの 映写機のリズムに あの日の光と影が
海小屋の障子壁に映されていって 

過去の時間が 外の闇に解き放たれていく

そして なんだろう

  すごく こころがときめいていく

2016.06.06.

連日連夜の撮影がすぎ
ほっとして 日曜日の海小屋へ

到着早々 
小屋の裏では  モグラが 裏返しになって モグラの形して モグラの顔して 
仰向けになって 死んでいた。

ひっくり返った もぐらの表情をみて
25年前にみた 中国のミイラ博物館での 仰向けに眠っていた
千年前のミイラの表情が重なった。

所狭しにずらっと並んだミイラ達

千年前や数百年前に生きていた 人たち ミイラ達
 
その股間には それぞれに小さな布が一枚かけられていて
数体のミイラの その小さな布は 風でめくれていて  
露になってしまっていて

千年経った 人間は ほとんど土に還っているのだけど
生殖器だけは リアルにその形を残していて そこだけはかなり生々しかった。

男性も女性も どのミイラも 生殖器は生前のままに 
いつまでも わりとそのままに残るのだという。

当時 社会国家主義だった中国の博物館では だれもそれを思いやるひとはいないらしく
そのまま 放置されたままで 一般公開されていて
千年前に生きていた ミイラの人を気の毒に思った。

千年経っても きっとこのミイラの人は きっとはずかしいのでは?
とおもいやったけど 真相は 深層は 如何に?

近くで遊んでいた 子供達が もぐちゃんのお墓を作ろう!というので 
一緒に穴をほって モグラを土に埋めて モグラを葬った。

子供ごころか たまたまか ひっくり返ったモグちゃんを 正体に返して土に埋めてあげていた。

葬るって言う言葉を調べたら 
土に埋めるという意味と 表に表れないようにするという意味があるよう。 

葬ることの意味とかを なんとなく考えたりしつつ 海に入り 

やっぱり 全ての答えは ここにあるのだなと確信しつつ

そんな風に 海を愉しんだ 日曜日の海小屋でした。

 

2016.05.03.

soup 6月号  表紙&巻頭頁 長澤まさみさんを撮りおろしさせていただきました。

ありをりはべり いまそがり
そんな時間空気が映ればいいなと想い 写真しました。

ありをりはべり いまそがり 
な写真に写ればいいなと思い 写真しています。

2016.03.31.

今 年度末

3月31日 年度末 駆け込み入稿 いろいろ で 暗室に籠ってプリント作業

外の 春の太陽に近づきたく 暗闇に全く集中できなく
ソワソワワソワソ

想えば ちょうど 25年前のこんな日 こんな時間に
夜行バスにのって ウォークマンの音楽と一緒に 鞄ひとつで 上京したっけ 

あのとき 考えていたことの一部 を思い出した!
あのとき 考えていたことと 今 想っていることは すごく近しい

四半世紀かけて 想っている気持ちが すごく近いなんて
それって すごくすごいこと!

あの時のメモは この暗室の すぐそこのトランクに埋もれているはずで
そして あの頃 躍起に撮っていた8ミリフィルムが いっぱい すぐそこのトランクにうもれているはず

プリントの合間合間  ひとまず 映写機に油をさして
今年度の締めくくりのプリントを 大切に 集中することに 集中する

今年度のプリント作業が 終わったら  今年度最後の夜が明けたら
早くそこのトランクと一緒に 海小屋へ行こう 

 

2016.03.24.

花王 メンズビオレ TVCM

「泡タイプ洗顔 新肌男」
「ボディウォッシュ 新肌男」篇

撮影させていただきました。

2016.03.24.

soup 5月号 
表紙 巻頭頁  ロマンスの赤、二階堂ふみの春

撮りおろし させていただきました。

2016.03.24.

cancan 5月号  山本美月meets 〝ロマンティック〟な春ピンク
6P 撮りおろしさせていただきました。

2016.03.02.

sinar 54M

最近は フィルムとデジタルの極を遊ぶような 実験的な撮影が続いていて その都度 機材と向き合って メカドックに励んでいる。

今日は SINAR の初期の頃のデジパックと rollei 6008 を久しぶりに繋いで 次の撮影に備えてみる。

2004〜2007年あたりの ダルサ製のCCDが好きで いろいろ集めて いろいろ費やしてきたけれど 
なかなか なかなかの じゃじゃ馬ぞろいで なかなか なかなか 使えない。。。。 

6008の電気系統は この冬 至るところで 不具合が多く 悩みの種は もう立派な大木になってしまった。
見切りをつけようと 他のレンズを使えば使うほどに 6008のレンズの奥行きを感じて ふりだしに戻ってきてしまうしまつ。

頭がいたくなることだらけだけれども こうして メカドックに費やす時間も きっと 写真の一部になっていければいい。

2016.01.26.

ハワイ州観光局 「有休ハワイ」
ポスター グラフィック を撮影させていただきました。

ハワイ撮影では 長年 暖めてきたレンズ Super-Elmar-R 15mmf3.5 が大活躍でした。

それと 6008のレンズ達 と。

今 ハワイでは たくさんの鯨が泳ぐシーズン

今  ニコノスRS&13mmと一緒に ハワイの海を旅したい気分

2016.01.23.

雑誌 SOUP 3月号
表紙 巻頭頁 を撮影させていただきました。

2016.01.15.

熊木杏里さん 9thアルバム 『飾りのない明日』
ジャケットを撮影させていただきました。

熊木杏里さんの音楽 歌詞 の世界観が大好きで 暗室に籠ってプリントする時 雪道を車で走るとき よく聞いています。 

熊木さんとは 7年ぶりに お仕事をご一緒させていただき  
7年ぶりに お会いした熊木さんは ますます 熊木さんらしく素敵でした。

最近 いろいろな場面で いろいろな方を
時を経て 再び 撮影させていただける機会が増えてきました。

撮影した瞬間の記憶は どこかで深く覚えているもので 
再びの瞬間は 時間が戻って繋がる感じがして 不思議で愉しく感じる瞬間です。

   

2016.01.01.

お正月

あけましておめでとうございます。

12月は いつになく てんやわんやでバタバタでしたが
無事に 健やかに 新しい年を迎えることができました。 

2011年 1月1日 フリーフォトグラファーとして独立して 今日 ちょうど15年目となります。
 
今年は 取材活動に時間を費やし より深い 写真活動をしていきたいと思います。

 

ヤマト運輸さんのお正月新聞広告を撮影させていただきました。

2015.11.14.

ティーリーフ ホワイトジンジャー レイの香り

今 3週間のハワイロケが終わり ホノルル空港にいる。

9月のロケハンからはじまり 家族旅行 本番撮影 今年の秋は 7週間も ハワイの太陽の下にいた。

ハワイ4島ロケ 大変続きで 一筋縄ではいかなかったけど  
奇跡的に無事に見事に 全カットを撮り終えた。
 
帰りの飛行機も とんだハプニングで 乗ることができず 
今は空港で 新しい帰りの飛行機を かれこれ4時間 待ちくたびれ中

だけど 結果 最後に飛び立つ空が マジックアワーに変更になったのは ちょっと素敵

飛行機に乗ったら また ビールで乾杯しよう。

 

大忙しだった 弾丸撮影の日々は終わり 
今 やっと 何もない時間をもてあませているのも ちょうど素敵

何もない時間に 目を閉じると レイの香りがする。

今朝 今ハワイ最後の朝

レイを首に下げて 波のりした時
首元がひんやりと気持ちよく ホワイトジンジャーの香りに包まれて 波に立った時の香り 

レイを首にかけて ロングボードに立って レイの香りと波と風が一緒になった時間は
このハワイロケのハイライトであり  自分にとっての ハワイの香りが生まれた瞬間
 

今回の長期ロケは 本当に ミラクルの連続で  肝心な瞬間は いつも太陽が味方に来てくれた。

危うくも 絶対的な何か大きな力に守られ続けていたことことを ずっと感じていた。 

早朝 飛行場に向かう前の時間 

撮影中のお守りにしていた ティーリーフのレイ と ホワイトジンジャーのレイを 
海に返そうと サーフボードでに沖にでた。

レイと一緒に沖にでて 2本の波に乗った後  3つのレイを 海に手放した。

 

水と朝日にキラめきながら ちょっとづつ ゆっくりと 遠くに離れていくレイが 
とても美しくて とても儚くて

なんだか哀しい気持ちになりそうになったので また ここに来れればいい! と想った。

今から帰るけど また ここに 帰って来たい。
今から帰るけど また ここに 帰ってこよう。
 

2015.09.30.

治癒

あと 1波
あと もう1波

日本に戻る前 最後に きれいに波にのりたくて
あともう一波 を 何度も何度も繰り返した

これで最後と心した 最後の波は 見事にのまれ 沈した時 腰と足に おおきなウニが刺さって とどめとなった。

腰と 足に 太くて黒い針 2本 小さい針 いっぱい がささったまんま 東京の暮らしがスタートしている。

ズキズキ痛んだ 体内のウニは 今は こそばかゆい

体内で少しづつ とけているのが なんとなくわかって ちょっと嬉しい

今 ハワイの自然が 自分の体に 自然に ゆっくり とけている 

2015.09.26.

海中散歩

  

コンドミニアムのすぐ裏のハーバーから モロキニ島への船が出港すると聞いて
きまぐれに乗船してみた。

ハーバーを抜け ぐんぐん進み 水の色の蒼も どんどん濃く深く。

船から 海に飛び込んだ。

視界に 見えた 水の色 魚の世界  

初めて でも 体が覚えているような 感覚

もっと深くへ 沈もうとすると 浮いてくる体

もっと深く 沈みたい と心に思うと 沈むことができた

初めて でも 体が知っていた 
  

2015.09.23.

貿易風 passat

マウイ島 海辺の住処は ワイレア地区のコンドミニアム

目の前は全部 海 
冬になったら この目の前に クジラが泳ぐらしい

どっしりと 碇をおろした  安定感のある 大きな船にいるような そんな部屋

視界は海と繋がっていて 
岩に打ち付ける波の音 と 風の音が 常に 強く 逞しく 心臓に響く

音のある風景

山でゆるゆるになった感覚は 豪剛とした 自然の音色に なじむまで ちょっと戸惑いを感じた

風波の音の強さに  風を ゆったりのんびり眺めてなんかいられなく 
風に身を委ねるにしろ  自分自身が 自然と 行動的に アクティブモードに スイッチされる。

せっかくの 海 風 波 
サーフボードを車にのせて ちょうどいい場所を探しに 車を走らせる。

ここに 力強く 吹く風の名前は 貿易風

貿易風 = パサート 

vw フォルクスワーゲン の 高級車に この風の名前がついた passat という車がある。

ちょっと前 vw passat の 広告写真を撮影した時から passat という響き 貿易風という名の風に 
興味を抱きつつも 解らないでいた

今  貿易風  passat を 感じている。

全てを動かすほどの  強く 重く 厚い 風 

  
波も 地形も 大気も 心も 全部を動かし
 
そして ここは いつも  クリアーな空気   澄み渡る空間

生まれたての子供の無垢ではない  成長した大人の白

南の太陽の下  貿易風がふく 透明なキャンバスに  自分で行動しようという気持ちが逸る 

ちょうど 今 夜も明けた! 
  

2015.09.21.

外みたいな中

外にいるような気分で過ごせる ベットルーム。

昨夜はずっと しっかりとした 雨が降っていいた。

雨の音と 風の音が 心地よく ドアをあけたまま寝ていたら
猫が泊まりにきた。
ぴょんと ベットに飛び乗り 足をのぼって おなかにのってきたので 撫でると
横で丸くなった。  

一緒にいびきをかいて 一晩 寝た。

猫びいきなわけでは ないのだけど この猫とは なんだかウマがあう。
一緒に寝ると 落ち着く。

いつまでも どこまでも 寝ていられる。

朝になって 薄曇りの空に きれいな虹がかかっていた。

今日は 海の部屋に引っ越し。

猫とのお別れが ちょっと さみしく  

きっと また ここに来るような気持ちがしている。

この猫もまた この旅のガイドかもしれない。

マカワオの山のコテージにて

2015.09.20.

paia and vw  and  マカワオ

17日間 ぐるり 駆け足で巡った ハワイの中で 特に フォトジェニックを感じた街
 
マウイのパイーア。
他には オハフのノースショア ハワイ島のホノカア あと 今 暮らしている マウイのマカワオ
が ツボだった。 

4つの街に 共通するのは 
オールドハワイのセンス エッセンスを残したまま 
今の新しい風が流れているところ。 開放的なところ。 そんな センスのいいところ。 

  

昔 サトウキビ畑の繁栄とともに 栄えた 街 パイーア。

やがて サトウキビ産業が廃れ ゴースト化した街に 
 
風を読むのが得意な サーファー ヒッピー アーティスト達が 移り住み 
独自の色感で センスよく ペンキを塗り替え 

新しいペンキで 新しくなった 古いさとうきびの街。 

改めて 風を読む嗅覚 そして 色の感覚 センスって偉大だな と感じる街。

 

パイーアでランチをして マカワオに戻って 猫と一緒にお昼寝したら(コテージに住む 人相の悪くてかわいい先輩猫が ベットを占領) もう夕方。

シードルを買いにいこうと 街の少し外れを歩いていたら
緑のペンキ色が美しい家の庭で 赤い花を手入れをしている
青色の美しいハワイ生地のワンピースを着た おしゃれな おばあちゃんに話しかけられた。

私の拙い英語でも いろいろな 長立ち話しをした。

立ち入った質問をたくさんされ そして 少し立ち入った 彼女のことも いろいろ答えてくれた。

彼女は 89歳で この家には 嫁いできたのだけど この家は 戦争の前からあって
家を建てた人は いまは天国にいて 今は一人でこの家に暮らしていて

彼女はこの家と この場所と 今 がとても気に入っている。 

なんてことない 立ち話しだったけれど この街を 深く感じれた 素敵な立ち話しだった。

彼女は この旅のガイドなのかもしれないと思った。

マカワオを もっと好きになった。

2015.09.19.

アロハステイト

9月まるごと アロハ ステイト hawaii ハワイ にいます。

カウアイ マウイ ハワイ オハフ 

それぞれの島と島のスポットを ぐるり一気に かけめぐり 

風の匂いをおいかけ  写真して 明け暮らした 17日間

そして 今日から セカンドステージ  

再び マウイ島

ラナイの素敵な 山の コテージにて 
 

なにもない時間を なにもしないで ゆっくり じっくり 味わう

花の香りが いろいろな 風に乗って 通り過ぎていく
  

風の通りすぎる時  

風の色

2015.08.31.

雑誌

MEKURU 05にて 俳優 小関裕太さん 8頁 撮りおろしさせていただきました。

しっとりとした 雨がつづく そんな日だったので 
選んだレンズは コマーシャルエクター プラナー ノクチルックス 

ROCKIN’ON JAPAN にて SCANDAL 6頁 撮りおろしさせていただきました。

雨晴れめくるめく そんな撮影時間だったので
選んだレンズは スーパーアンギュロン

撮影のたび その日その時 レンズを選ぶ 
かけがえのない一瞬と レンズが結ばれる瞬間をイメージして

2015.08.02.

8月2日

特別な夢は みなかった。

朝 おそるおそる 暗室へ向かった。

飛び交う 蜂の気配はなく
蜂の巣は 何事もなかったように ただそこにあって
巣の下には 女王蜂1匹と働き蜂が6匹 あと幼虫がひとつ 落ちていた。

蜂の巣は そのままにしておこうと 思ったけれど やはり気になり 
はしごにのって雪かきしゃべるで こわごわ 落としてみた。

ぼとりと 落ちた巣は すかさず ゴミ袋に転がして 口を縛った。 

ビニール越しに中の世界を観察してみた。

巣の中には沢山の部屋があって ふ化する直前の 2代目赤ちゃん蜂が20匹くらいいて
おそらく 今日くらいに 働き蜂の数は 劇的に増えていたのであろう。

蜂の巣 小さいうちに駆除しておいて きっと良かったんだと思う。

と自分に言い聞かせ

今年も夏の真っ最中

 
  

2015.08.01.

ミツバチのささやき

蜂は私にとって敵ではなく 共存できないか 考える。

撮影機材倉庫にもなっている暗室の入り口では  黒い鉄でできた機材の出し入れが頻繁で 
また 毎日開け閉めする鉄のシャッターの音で 蜂を怒らせかねない。

蜂は相手を威嚇するときに あごをカチカチとならし
また 敵とみなした相手には 警報フェロモンをつけ 一族で襲うらしい。

蜂族の神秘性に 畏怖を抱きつつ

きっと そうなったら そうなってからでは…

都会に暮らす自分の 雑な行為に疑問をもたないようにしつつ
夜中 蜂の巣に耳をすまして 静かに近づいて 一息にガンスプレーを噴射しつづけ
丸一本を噴射した。

夜中 街灯ごしのうす明かりに 蜂が2匹落ちたのは確認できたけど 
むこうの街灯まわりを飛び交う虫たちが 蜂の一族に思えて こっちをみてるようで 
怖かった。 急いで家に帰って寝た。

「ミツバチのささやき」の映画で 主人公の大きな瞳をした女の子は 空想と現実の狭間の世界に魅了され
ゆめこそうつつ となり 無口になり… 

こんな日 なにが 夢にでてくるのか…

心配と 興味 のような  あきらめと 希望? のような   
不思議な気持ちに 急いで帰って寝た。

2015.07.31.

Extermination

19年前 ニューヨーク ロウアーイーストサイドのはずれ 
傾いた古いアパートの5階に 小さくて白い部屋 を借りて住みだしたころのはなし

「ネズミ駆除に来ましたが留守でしたので また来ます」
という英語で殴り書きで書かれたメモが ドアに張られていた。

当時 英語が全くできなく いつも持ち歩いていた 英和和英辞書で
張り紙の意味を調べてみた。 

「皆殺しに来た。また戻ってくる!」 と直訳した私は 恐怖のあまり アパートを飛び出した。

ルームメイトになりたてだった家主が 仕事から戻ってくるのを外で震えながら待った。

夜 公衆電話で彼女の帰宅と無事を確認し(当時の英語力では 張り紙についてを電話で説明できなくて) 
おそるおそる 急いで戻ると 皆殺し予告のメモは キッチンのテーブルに置かれていた。

メモに怯える私を わらって ネズミ駆除についてのメモだと説明してくれ  
一件落着  ほっ  とした。  

という エピソード。

インターネット 携帯電話が ほとんどない時代
京都の映画の撮影所から リュックひとつ  ニューヨークに飛び込んできたばかりで
ラーメン屋の張り紙をみて決めたフラットは 当時 ジャンキーが多かったストリートに傾いて建っていた。

皆殺し という言葉は あながち なきにしもあらず  さもありなん で 

Extermination という張り紙を  あの時 本当に怖い と思った。

そんなこんなで 月日は経ち
昨日の私は 暗室の屋根うらにできた 蜂の巣の駆除=Extermination にとりかかることに。

蜂たちが眠るであろう 深夜を待ち

白い手袋と白いマスク 白いゴーグル 白いタオルをほっかむり 
ゴーストバスターズみたいに 白装束姿で

暗闇の中 蜂の巣めがけて 10m先まで噴射可能な殺虫剤のガンで狙いを定め 

返り討ちを怯えながら 一息に 噴射をつづけた。

 
ふと 「みつばちのささやき」 という 大好きな映画を 思い出した。

2015.07.29.

働き蜂の巣

早朝 暗室のシャッターをあげる時 テント屋根の軒下に
数匹の蜂たちが せっせせっせと蜂の巣をつくりだしている光景と遭遇した。 

今日は入稿が重なっていて 集中して 急いでプリントをしないといけない。

とっさの判断で みなかったことに。

暗闇作業中 働き蜂の姿が 気になりつつ こっちはこっち そっちはそっち
無視をきめこみ 無事 プリント作業が終了。

夜明かりに 蜂の巣を確認してみた。

朝よりもあきらかに がっつりと大きくなっている巣。

そして 日はもうとっくに沈んでいるのに 2匹の蜂が巣のまわりをパトロールしていた。

このまま 放っておくと どうなってしまうのだろう。

心配を胸に 今日はつかれた。
 ビールを呑んで眠ってしまおう。

2015.05.29.

ドリアン

ビーチで オープンエアー でドリアンを食べてみよう!
と おもいつき 早速 果物売りのおばさんに ドリアンを仕入れてきてもらった。

いざ 実食!

産まれて初めて食べる はじめての ドリアン

ドリアン ひとつ食べた。

なるほど くさい。
このくささ この味 どうしていいか わからなくて どうしようか迷う。

周りで おいしそうな顔で見ている スマトラ人達に分けて 食べてもらう。と
みな 大好物とのことで すごくおいしそうに食べている その顔をみて

よし! と 勢いつけて 
ドリアン ふたつめ食べてみる。 

うん くさい。

このくさい感じが 初体験で どうしていいかわからないまま 固まりつつ。。。

青空の下 南風に吹かれて このシチューエーション このくさい感じは 
だんだん だんだん おもしろい味に思えてきた。

最後のドリアン みっつめの特大の粒を食べ  

やはり くさい!

けれど この ねっとりとした くさい味覚に  
南の海 南波の音 南風の匂い 南の太陽が肌を焼く感触 が とてもマッチしてきて  

ある瞬間に  美味しい!と 捉えたような 瞬間があって

うん。美味しい! と口にした。 

そして 今 また 食べたい味。

初めて食べる 味 について
 スローモーションで理解し 捉えた 感覚をなぞると

4歳の時 血色い赤のマグロを こわごわ 食べてみたら 美味しくてびっくりした時の記憶が重なり
東京について すぐに マグロを食べた。

味覚の記憶に また 旅をしている。 

2015.05.27.

みなみなみ 

今週 バリ島にいます。

バリの波は 穏やかに見えても とてもパワフル 
時にその破壊力におののき ぎゃふんとなるけれど

波のエネルギーを受けて 
私にも ショートボードで波をとらえて 波に立って 波にのることができ

そして波の力を足で捉えて 感じることができる。

この 海と一体になる感覚 の虜となって 
今 波に乗るっっていう感覚を もっともっと知りたくて  

今週 南半球 南波 に来ています。 

2015.05.16.

湯 あたり巡り

10年前に 大分の鉄輪温泉街に実家が移り 実家は湯けむり集落にある。

家のまわり そこらじゅう 多種多様な温泉が湧いていて 
家の温泉 公衆温泉 たちより湯 徒歩県内だけでも
かるく50種類以上の湯がよりどりみどり。 

そんなマグマのうえに 只今帰省中。

引いてくる源泉によって どのお湯も 色 固さ 匂い 感触が 全く違っていて
それぞれにそれぞれの 自分にとっての湯あたりがある。

体全部に染み入る湯の感覚 感触の違いは 愉しくて 
帰省中は 大概 一日の大半の時間を いろいろな湯に浸かって 湯あたりブレンドを味わっている。

朝起きたら きのみきのままで 鉄輪蒸し湯に向かい
薬草のしかれた天然サウナ小屋に寝転ぶと 全ての毛穴から汗が一気に吹き出し スタートをきる。

お昼前に 柴石温泉の 固いような柔らかいような すっきりしなやかな 露天で朝の湯時間を過ごし

午後は 露天の泥に浸かったり  海辺の砂湯に入ってすごしたり 
夕暮れ時には 山の露天風呂で 山と空を眺めながら  キリリとまったりした 青い湯で体をリンスし

湯ふけの晩には 岩風呂の岩にねっころがって 夜空を眺める。
 

そんな風に マグマエネルギーに湯あたって 
自然と自然に戻っていくような とけこんでいくような 

 

只今そんな 湯 あたり巡り中

2015.05.05.

「共鳴」

ROCKIN’ON JAPAN 6月号にて
チャットモンチーさんのポートレート6頁 撮りおろしさせていただきました。

ポートレート撮影に Planar 110mm を使うことが多い。
ながれる時間の中 その瞬間にながれる空気がうつりこむ そんなレンズ。

このレンズで覗いて シャッターをおす時の共鳴は いつも いつかの 記憶となって 
ずっと忘れないでのこっていく。

黒の奥に 蒼が潜む
そんな 不思議で魅惑なレンズ。

2015.05.04.

晴天続きのゴールデンウィークは 暗室に籠って
晴天続きの記憶を整理するようなプリント作業に  心がやいています。

2015年5月6日発売
宇宙まお さん
『夢みる二人 / おいしいごはん』

CDジャケット & アーティスト写真 を撮影させていただきました。

2015.04.25.

 新 緑 

今年に入って めくるめく時間がすぎた。

昨年末から 暫くの間 もぬけの殻になっていた 原宿の山小屋で 久しぶりに 時間を過ごした。

ちょうど 一年前の今  土 と 木 を 写真にとりいれたいと想って借りた空間 

都心とは思えない ふかふかの土には あたり一面 ふきや紫蘇がなっていて 
ビワも 山椒も 庭に育っていて 
先輩猫5匹 と 虫たちの王国で 
夏にはカブトムシ クワガタムシ 女王蜂  ガマガエル が君臨し
  
あと 数年に一度 ハクビシンが帰ってくるらしく   10年ほど前には この庭に猿の親子が住み着いたとか。

そうして 私も帰ってきた。

シンボルにしていた レモンの木は てまひまをかけてあげれず 悲しきかな 枯れてしまっていたけれど

冬を乗り越えた ワイルドストロベリー ローズマリー ニンニク あと 小花達は 新しい 緑をつけていて 
あと 新しい雑草たちの きれいな緑色も 全てが 目に優しく映った。

新緑の緑色  触ると とても 柔らかくて 瑞々しくて 

今 この季節!  

ゴールデンウィークは ここで たくさん 過ごそうと思う。

 

 
 

 

2015.04.05.

4月

南半球でのロケから 年度末を飛び越え 帰ってきた東京は 桜色

成田から現像所に向かってドライブ

 
淡い色がよく似合う 日本の太陽も やはりいいものだなあ と思いつつ
ないものねだりに スコンと突き抜けた 空の青 に 憧れ募る

4月になって 現像所が変わった。

新しい環境は 新学期の気分で ドキドキよりワクワクが勝る   

新しい風にのって 桜吹雪が舞っている 
     
ここから開く 新しい写真が 愉しみでならない。

2015.02.22.

Number 872 ヒロインを探せ! 2015→2020

Number 872
「ヒロインを探せ! 2015→2020」にて 卓球 山本怜選手 のポートレート撮影をさせていただきました。

東京オリンピックを視野に入れた 女性アスリートの特集です。

日々 積み重ねてきた時間の奥の深さ
アスリートならではの佇まいが ひときわフォトジェニックで美しく 
スポーツグラフィック ナンバー ならではの フレッシュな特集です。
 

選手の視線のその先に 東京オリンピックが重なる。

 

私も この目で 5年後の東京オリンピックを追いかけたい。

その時 全てが重なる かけがえのない一瞬を 写真できるよう 目指します。

2015.01.13.

気狂いピエロ

1月の 銀座エルメスのシアター では ゴダールの『気狂いピエロ』 
が上映されている。 

フレンチルックで 小さくてきれいな劇場へ。 

今年最初に観た この名画が素晴らしく素晴らしくて 

ACTミニシアターに入り浸っていた 映画学生時代へ舞戻りたい気分に。

それでも 学生時代に観た『気狂いピエロ』では 
全くもって見えていなかった ゴタールの色彩表現を 
今は よくよく見ることができて そして感じることができるのは
今に繋がる写真活動の賜物にちがいなく

今年最初に観た映画が『気狂いピエロ』であって とても良かった。

とてつも 緻密で研ぎ澄まされた 色の質感 色の暗号 そして
時と空間の トリッキーな表現に 

美しい国を旅した時みたいに とても満たされた気分。

 

学生時代は即興演出を 自由できまぐれで感覚的なもの と思っていたのだけど

今 ヌーベルバーグの即興演出とは 
頭の中で計算しつくし 完成されつくした創造の世界から生みおとされる 生きた瞬間 純粋な一瞬 をフイルムに焼きつける作業であったんだろうと感じる。

全てが完璧にちょうどいいアンバランス 

幾度となく映画で流れる血は 
まったくもっての赤いペンキで とてもキッチュな赤いペンキの赤色で
映画の中での 血の表現が 赤色ということでなく 赤いペンキであるところに 意味と思想が混ざっている。

意味と思想 ユーモアとセンスをもって 
 
瞬間的に 写真的に   しなやかに
美しく ウィットに 
 

緻密に描かれる ひとつひとつの細部が いきとしいきる

全ては完璧にちょうどいいアンバランス 

ゴダールの新作  3D映画が もうすぐ 封切りで まちどおしい。

そして。
ゴダールの新作3D映像は EOS 5D markⅡ 2台と 35mm 50mm 80mmのライカレンズ で
デジタルでアナログに 撮影したとのことで。

あらためて 今、 映画が 愉しい。
 

2015.01.06.

春はあけぼの

やうやう白くなりゆく山ぎは 少し明りて紫だちたる雲の細くたなびきたる  〜清少納言

あけましておめでとうございます。

色を感じて 心ときめいて シャッターをきって  今年も 美しい景色が 広がりますように。 
2015 新春

2014.12.17.

新雪山

スノーシーズンが到来している

早速の 新雪を滑りに行こう!
と ボードにワックスをかけ ビンディングを調整し

雪かきシャベル スノーブーツ 
薪とマシュマロ チョコレートとウィスキーを 車に積みこむ

本と あとカメラも。
今回のカメラはなににしようか。

クリスマス前の雪山  大好きな季節時間のひとつ。

2014.12.15.

湯季節

大分にて湯巡り道中

日暮の山里 露天風呂に浸かって 初雪を眺めていると

大地の熱でポカポカな体の頭の中に
初雪の冷たい雫が じんわり染み入る。

この地の風土に燻され 熟成されていくような感覚が
なんともここちいい

ああ いい湯季節

2014.12.12.

タフ

カメラはタフでないとならない。

憧れのHY6とは、タフに付き合いたくて
タフにもちだし タフに戯れ
あっという間 すぐに故障となった。。。

大切なものは いつも儚く
儚いから 大切なのか

本国のジナー本社も あっという間に アフターサービスを打ち切ったマシン。

でも とても魅惑的な代物なので
時間も費用も労力もかかりそうだけど でも なおしたい。

故障の原因 しくみを 自分で中をあけてみて 確かめてみた。
解決策がありそうに思え
HY6を共同開発した 本国のローライ社に手紙を書いてみることに。

そんな 魔性の HY6とは
タフにつきあっていくことに なりそうで。

タフに付き合う タフさが必要で。

タフでないとならないカメラ
タフにならないとならないカメラ

カメラはタフでないとならない。

2014.11.15.

2014 秋 Hy6

 
代々木公園にて この秋 新しく手にした ジナー Hy6と戯れ日和

ドイツのレンズ
ドイツのデジパック

ドイツの青空への憧れから生まれたのであろう 青緑のベーストーンの利いた
ドイツフィルム アグファ ウルトラを彷彿させる発色

そして 改めて  rollei 6008 レンズ群の
ズシリと重くも スコンとつきぬけた 天晴圧巻描写力に
ため息まじりワクワクドキドキ

  
今年の深秋は sinar hy6で

2014.11.11.

「 少年とキツツキ 」 

本日より 代官山フォトギャラリーにて 14枚の写真を展示しております。

題名

「少年とキツツキ」

登場人物

少年   大畑りんせい くん 10才

キツツキ  彼の心の中  wonder wall 

 

プロサッカー選手を目指す少年と

彼の瞳の先に魅了され 生まれたフォトセッション

11月17日発売 日経kids+ の表紙撮影で 撮りおろしたフォトストーリーです。

2014.09.29.

フジテレビ ドラマ   ディア・シスター
ポスタービジュアルを撮影させていただきました。

2014.09.10.

mekuru 03

雑誌 「MEKURU」 03号 にて
女優の橋本愛さんを 14頁にわたって 撮りおろしさせていただきました。

鎌倉の細道にて デジャヴュー をストーリーに撮影しました。

撮影中に橋本さんと前世について ちょっとだけ話した時 
「多分 前世は 剣士だったと思う」 と小さく答えた声が 意外で 印象に残っています。

その後 南イタリアで過ごした時間の途中 
この時の 剣士 の響きが ふいにふにおち このストーリーの色彩がひらめきました。

写真をしていると
 
ああ なるほど。 と なにかに気づくような 時 こと もの があったり 
意外な なにか にときめきを覚えたり

そんなところ そんなこころが 面白くて 写真しています。 

今回のフォトストーリーでは モノクロフィルムを交えて
色の記憶 色の表現についても 自分なりに深く潜りました。

この秋 色彩欲の秋 へと繋がっていきます。 

2014.09.07.

日経ウーマン10月号 
表紙 巻頭頁を撮影させていただきました。

2014.08.25.

パンの絵本

CREA 9月号 食の本大特集 『おいしい読書』

パンラボが選ぶ「おいしそうなパンの絵本」の頁にて 
パンラボさんが選んだ おいしそうなパンの絵本10冊 を 
パンラボさんに教えていただいた とても素敵なパン屋さんで撮影させていただきました。

撮影させていただいたのは
東京都世田谷区 ポネダンヌさん
横浜市あざみ野 穂の香さん
東京都台東区 粉花さん

パン屋さん パン職人さん そして いろいろなパン

 
それぞれのパン屋さんの パンの世界 パンへの想い
夢がいっぱいにあふれていて いい香りにつつまれていて
そしてとても美味しくて

パン そしてパン屋さん という世界の魅力にいっぱい影響をもらった
そんな この夏の撮影 です。

この夏 まだまだ つづきます。

2014.08.21.

東京に戻ってすぐ
イタリア旅前に撮影した 鎌倉ロケでの フォトストーリーの暗室作業にとりかかる

夏の東京のまっくらやみに
心に受けた南イタリアの太陽 そして海洋共和国への憧れは募るばかり

今回のプリントは 中世のローマの影響をいっぱいに受けて
剣士を胸に 柔らかくも重くてキリリと瑞々しい そんな素敵に仕上がった

銀塩のプリントならではの 時間と空間の化学反応
まさに 鉄で描く 光と影

今 気づいたのだけど 自慢の引き延ばし機 DURST はイタリア製
2〜300キロもある 鉄の塊

ここにきて たび かさなる イタリア と 鉄 

。。。

この夏 また 南イタリアに飛べないかな

2014.08.16.

ヴィラ チンブローネ

南の太陽に照らされて 
古代ローマ 中世ローマ が 今 ここに そのままに生きている。
 
南イタリアにいると 永い時代の一部に 
今 自分が生きているということを 強く感じる。

2014.08.12.

視覚欲

昨夜は隣山の崖の上 ラヴェッロに 盛大な花火があがっていた。

海を目下にそびえ立つ ラヴェッロは 
1500年前にローマ帝国の貴族たちが移り住み 築いた街。
築1000年以上経つヴィッラには 今の暮らしが 今もふつうに重なっている。

ラヴェッロには お気に入りの花と石の道があって
いきつけの陶器屋がある。

海に抜けるこの街の色感 センスのよさは格別で
この天空の街へ向かって 視覚欲のまま ミノーリから石段を登りだす。

バスを乗り継いでいくと 1時間くらいかかる場所だけど 
直線コースの石段を登っていくと おおよそ50分くらいでたどりつける。

とはいえ やっぱり かなりたいへんなコースで
汗だくになって 息をきらして やっとこさになって たどり着く。

自慢の足は 見事にガクガクでクタクタになるけれど
 
途中 色々な石の段と 石段の脇に建つ数々の石の住居に洗濯物 海に抜ける景色や風の色は どれも違って どれも今を生きていて この上なく調和がとれていて
全て美しい。

今の暮らしが重なって生まれる 景色の色の黄金律

南イタリアにて 視覚欲は 
今一番の欲望となり 全ての上に立つ。

  

視覚欲の為になら 今の足はどんな急な石段ものぼりきる。  

2014.08.11.

レモン畑 地中海 月と流星群

自宅を出発して 25時間かけて 今年もミノーリのレモン畑にやって来た。

ミノーリは 
南イタリア アマルフィーコーストにある 人口3000人の小さな漁村

紀元前 古代ローマ時代の遺跡が今もふつうに残っていて 今にふつうにとけ込んでいる。

ミノーリを見下ろす山の中腹にある レモン畑にて
今年の夏も過ごそうと思う。

今年は 旦那さんと一緒に
2年目の私は ガイドも兼ねて。

夜中の1時に 到着すると 空は明るく 14番目の月

通って来た 夜中の街は 人が繰り出し 賑々しかった

今週は この空に 流星群がやってきているらしく どうやら 街はお祭りモード

ただいま ミノーリ レモン畑

目の前には 地中海 月 そして 流星群

2014.08.05.

知恵熱

今週末から 地中海に向かう。

横浜のマリーナで 船の操縦を練習をして 備える。

風の向き と 船の動きを感じながら 
一日中 離岸 着岸 を繰り返し 繰り返し 練習

風向きと 潮の動きと 船のバランス 感覚を体で覚える。

コマなし自転車を練習した時みたいに 
逆上がりの練習を繰り返した時みたいに

青空の下 今もこうして必死になれる遊びがあるって 面白い。

けど 
炎天下の下で 一日中 ずっと集中していたので 久しぶりに熱をだしてしまった。

今日は 撮影の合間 そして大切な旅の前なので 
熱を出すのに すごくいいタイミング。

風向きは 今日も良好。

2014.07.19.

酵母を発酵させて焼かれるパンの匂いの中に 
ソルトスプリング島で撮りおろした 手焼きの写真を飾ってみる。

写真となってきりとられた時間と
今 ここに流れる景色

2014.07.04.

「 SEEDING + INPUTS 」

森の酵母、パン・オ・スリールさん の パンギャラリー にて 
7月15日から 7月31日まで 

「SEEDING  + INPUTS」 VOL2
私のオリジナルプリントの 展示です。

素敵なパン屋さんでの 写真展

ソルトスプリング島の空気を想いながら

暗室で 時間をかけて
一枚一枚 手焼きで 
大切に焼き上げました。

2014.06.28.

ニンニク

秋に 森野さんの畑で 植え付けを手伝った ニンニク 

今日 大きくなって いっぱい いっぱい 届きました。

今月はめくるめく忙しさに 体力も限界値にさしかかっていましたが
ここにきて 自分が植えた ニンニクに助けられ 気力に体力にチャージがかかりました。

秋に植えた あの時の 一片のニンニク
 あれから ずっと 土の中で  大きくなって 家族を増やして ひとつの塊になっていた。

太陽の光 雨の日 風の日 雪の日  全部吸収して。

どうにも こうにも 疲れがたまっていたので 
ニンニクいっぱいの 麻婆豆腐を作って食べた。 

格別に美味しく 力に満ちた 優しい ニンニクだった。

日常の中で 
自分が植えた 種
 
今日もこんな風に 未来へ繋ぐ なにかになっていくこと

そんな小さくて 大きな 小包が 届きました。

2014.06.24.

SEEDING + INPUTS

本日より 七夕まで 
イーストウエスト 代官山フォトギャラリーにて
写真展をさせていただいております。

SEEDING + INPUTS

土 を キャンバスに
詩 を 詩ウ ように

そんな 風 に 農業 を 営む 

ソルトスプリング島  
ファーマー達の ライフスタイル 

畑 を キャンバスに
絵 を 描くように

そんな 風に 育て 育み 育む 農作物

ソルトスプリング島での 
ファーミング ライフスタイル

ファームを彩る 野菜 花 虫   人

ファームに流れる 音 風 空気 時間   全部!

全ては アーティスティックで
ファーミング は アート だ と感じた

ソルトスプリング島の 
農業 そしてライフスタイルを 勉強したいと思い
カナダのソルトスプリング島に テントを張って 暮らした 83日間

土 を意識し

土 を感じて 

土 の上に暮らし

土 の上に眠った

12週間  夏の記録   土の記憶

2014.06.13.

ジューン

6月は 梅雨の到来と共にてんやわんや

梅雨の中休みの早朝 ひさしぶりの山小屋にやってきた。

トマトの苗 ゴーヤ 大根 緑の丈が一気にどんと大きくなって 
土一面にしその葉が生い茂って 野いちごもたくさん実を実らせて
夏の緑の匂いでいっぱいになっていた。

雨あがり 東の太陽の光がすごくきれい

雨の恵に深呼吸

今年も大好きな夏が始まってきた。

2014.05.31.

久光製薬 のびのびサロンシップ『つつんで冷やしての歌』偏
TV CM を撮影させていただきました。

レンズはCookeで。

2014.05.27.

櫟の下

原宿の山小屋は 渋谷区の保存樹木に囲まれている。

たくさんの落ち葉が 天然の腐葉土となって
土がふかふかしていて ふわふわしていて

園芸について無知の私にでも 素晴らしい 土 ということが感じられる。

ここに来ると ふと 植物の立場になって世界を考える時間となる。

2014.05.22.

SEEDING + INPUTS

この夏 スタートしようとしている 小さな 移動写真展にむけての プリント作業が始まった。

暗室作業と山小屋作業 行ったり来たりは 調子がいい。

雨と晴れと雲をくぐって 木に触れ 銀にふれ
風を感じて きを感じて 空気を思い出して
色を探るのは 調子がいい。
 

移動 循環 流れるものこと
うつろう いろいろ
東京で 色空間を 旅している

2014.05.19.

原宿

ひょんなことから 雰囲気のいい部屋 に出会い

ひょんなことから 明治神宮の近くに 山小屋を構えることに。

おもいのほか ふかふかの土 がここにある!

ここ数年 心の奥で密かに想っていた 木と土との暮らしへの憧れ

ここ原宿にて 小さくスタートをきった

2014.04.16.

ロッテ ガーナ 母の日 2014 
グラフィックポスターを撮影させていただきました。

松井愛莉さん 土屋太鳳さん 広瀬すずさん の3人の女優さんがそれぞれのストーリーを演じる TVCMに連動したグラフィックで、CMが とても素敵です。

キラキラと輝く 安定感のあるしっかりとした眼差しに
 2014年を代表する10代の女優さんの 地に足のついた しっかりと前を見据えた 
3者3様 爽やかにときをめくる 視線のそのさきに 
新しい時代感を感じた そんな印象的な撮影でした。

  

2014.04.08.

「春のサンタに、なろう。」

AGF 「春のサンタに、なろう。」キャンペーン
ポスター グラフィック撮影をさせていただきました。

ハートウォーミングな とても愛しい しかけ いっぱいの 素敵な素敵なキャンペーンです。

2014年の春 たくさんの人に 春のサンタ が届きますように。

2014.04.04.

MEKURU 02

雑誌 「MEKURU」 にて 蒼井優さんを撮りおろしさせていただきました。
春雪の日 蒼く佇まう姿が とても美しいシューティングでした。

02号のテーマは 「10代という季節 」

上田智子編集長の情熱深い とても素敵な雑誌です。

2014.04.03.

ラジェンドラ

今 Rajendra Pandey での1週間のヨガレッスンが終わった。

リシケシ滞在中 毎朝 毎夕 ラジェンドラ先生のところに通って
ヨガアサナ ヨガ哲学 呼吸法 ヨガの歴史 食事のこと ヒンズー語のこと
リシケシのこと いろいろなことを教えてもらった。

ヨガについては 日本でも ヨガスクールや 本で勉強することはできるけれど

本場インドで ヨガの文化の中で生まれ育った先生から 生きた声 言葉
口承で学んだヨガの世界は 私にとって かけがえのない 大切な経験となった。

ウシャ女医による アーユルヴェーダー施法しかり。

このあと ラジェンドラ先生が オススメ南インド料理のローカルレストランに招待してくれている。

今回の旅の 最後の晩餐ランチ。

パンチャカルマの食事制限で 未だインド料理は食べていなかったので
今滞在 最初で最後のインドごはん

ビバ フィナーレ!

今回のインド滞在で 
体にインプットした いろいろなインドの知恵と経験を
今後の生活 そして写真に活かしていきたい。

さて 
花は盛りの日本へ

今 再び バランス感覚と全ての調和を大切に
東京での生活に帰ります。 

2014.04.03.

フラットの裏の山道を 登っていくと 田畑が広がり
家畜を飼っている農家がぽつりぽつり
鮮やかな色のサリーに身を包んだ女性達が せっせと働いている。

素朴で美しく そして艶やかな インドの田園風景

更にぐんぐん登っていったところに ひっそりと佇む大きなアシュラムをみつけた。

今のように観光地となる前のリシケシについて
ラジェンドラ先生が話してくれたことを思い出す。

その昔
地波の強いパワースポットだった リシケシは 聖地として崇められ
多くのヨガの伝導時がガンジス川沿岸に 道場を構えていた。
 
1970年代 ガンジス川沿岸には 外からの人があふれるようになり
多くのグルジ達は 静寂を求めて山々へと 散らばっていき 
古くから伝わる伝道師のアシュラムの多くは今は山の奥に潜んでいる。

きっと このアシュラムもそういったアシュラムなのだろう。。。

更に ぐんぐん登っていったところに 美しい泉をみつけた。

水に足を浸してみると
冷たくて 柔らかい水。
水の感触をもっと味わいたくて 泳ぎたくなったけど やめておいた。

顔を洗って 岩に腰かけ しばらく 足を水に鎮め
水のせせらぎ 水紋 水光ハレーション 鳥の鳴き声にzzz   
mmm 癒される。

ガイドブックにはのらない 素敵なスポット。
  

2014.04.02.

ドクター ウシャ

アーユルヴェーダー ニルバーナ のドクター ウシャ

的確で 柔らかく あたたかみのある診断とカウンセリングに定評がある 
地元の人からも評判の高い 女医さん。

彼女のカウンセリングを受けてすぐに素敵な女医さんと出会えたことを 
確信し 彼女のクリニックで パンチャカルマを受けることを即決した。 

絶対的な信頼をもって望んだ7日間のパンチャカルマを終えた今
自分の体は 一見あまり変わっていないよう。
だけど なにかが 確かに 少し 凄く  変わったような気がする。

自然なもの と 自然でないものに対する感覚が冴え
今 バランスに対する感覚 循環に対する 知恵を自分の体で感じれる。

オイルで鼻を洗浄し 全身マッサージ後 熱い油を体に叩き込んで
7日目のオイリングを終えた後 ウシャが 私に必用なこと今後のケアについて 丁寧に紙に記し教えてくれた。

その後 珍しく 他のお客さんが待っていなかったので 世間話しに花を咲かせた。

彼女のこれまでのキャリア 結婚のこと 家族のこと
自分の生活 クリニックに思うこと インドのこと いろいろ話してくれた。

ウシャの考えていること そしてプライベートを知って  ますます 彼女を好きになった。
 
そして ますます 尊く思った

『質問でもなんでも なにかあったら なんでも いつでも 電話でもメールでも連絡してね。』
さよならの挨拶とともに そんな ありがたい言葉をくれた。

心の中に アーユルヴェーダーの頼れる主治医がいるって 
なんだかとっても心強くて
なんだかとってもすごいこと。

ニルバーナクリニックの ゴットハンド

2014.04.01.

風の流れる部屋へ

リシケシ滞在途中 ホテルから 長期滞在者向けのフラットに引っ越しした。

眺めのいい サンルームのような部屋へ。
いろいろな風が通り抜け  夜の窓には星空が広がる。

この部屋にねっころがると リシケシにいることを 深く感じれる。
もっと 早く ここにこれれば良かった。

Wify が部屋で使えて ベットが広くて 
そんな条件で 日本で探して決めたホテルだったけれど
それなりに 快適な部屋だったけれど
ベットの柔らかすぎるマットレスがどうにも体にあわなかったのと
外で鳴り響くクラクションの音 I phone のmail着信を知らせる音 バイブレーションが 次第に気になりだし  

ヨガそして アーユルヴェーダーを 勉強していると
リシケシ滞在中は もっと静かな場で できればPCを扱う時間も最低限にして
今 ここで感じる感覚を大切にして過ごしたいと思うようになった。

新しいフラットでの 夜

犬の遠吠え 風のざわめき 自然の中での夜の怖さを感じつつ
同時に部屋に守られている感じがして 気持ちが安らぐ。

心地のいいベットで 星空を眺めながら 深い眠りについた。

2014.03.29.

リシケシ5日目

インド滞在もちょうど折り返し日

ヨガの1week クラス と アーユルヴェーダー パンチャカルマは4日目をむかえます。

早朝 水を飲んで リシケシを散歩して その後 ヨガのクラス その後 ヨガ哲学のクラス 
ラジェンドラ先生が作ってきてくれる ブランチを食べ ホテルに戻り 

午後 パンチャカルマを2時間受けて その後 ホテルに戻り 油まみれの洋服を洗濯し 1時間ほど休憩して 夕方から ヨガのクラス 瞑想のクラス

その後 夕食 本を読んで 睡眠 

と いたって シンプルな暮らしぶりです。

パンチャカルマでは まだ体中にオイルをしみ込ませている段階で 毒素を排出できていなく
体への負担は大きいみたいで 夕方のヨガは かなりしんどく 
また 毎回 ステップアップしていく瞑想のクラスが 終わったあとには 
心身共にかなりぐったりしています。

オイルが体中にしみ込んでいるからか 
食事もシンプルな蒸し野菜が食べたくなったり(普段は暴飲暴食 肉食生活)  
夜に見る夢も 普段は見ないような夢を見れたり

そんな小さな変化を 楽しみつつ あと 4日間 いっぱい楽しみたいと思います。

  

2014.03.27.

リシケシ 3日目

ヨガのクラス そして アーユルヴェーダーの施設は リシケシに着いてから
自分の足と目と感覚で 決めた。

出発前に日本でリサーチをし 決めていた ヨガのアシュラム アーユルヴェーダの施設は
リシケシ到着後 すぐに訪ねてみて 実際のクラス 問診を受けてみて どちらの先生も自分には???正直 ピンとこなかったので 探し直すことに。

翌日の朝 受けた ラジェンドラのヨガのクラスが すこぶる良く
少人数のクラス そして なにより先生が伝えてくれる ヨガの哲学が どれも素直に心に入ってくる。 

早速 ラジェンドラに1週間のプライベートクラスを申し込み 滞在中は全て 彼のクラスを受けることに。

そしてラジェンドラにアーユルヴェーダーの施設 ニルバーナを紹介してもらい
ニルバーナの 女医 の ウシャ の問診にも 自分にとって とてもピンとくるものがあったので
彼女のところでパンチャカルマを受けることに決めた。

インターネットの情報は 山のようにあるのだけど やはり 自分の目でみて 感じ 知りえないと解らないものだと 改めて実感しつつ

今回の取材の環境に 手応えを感じている。

2014.03.27.

精油

カメラも 車も 機械には油によるメンテナンスが大切で 
(それから 木材 革製品にも!)
これは 人の体にも通じることのように 感じはじめた今日このごろ

今までは 水に興味があった分 油に対しては嫌悪していたところがあったのだけど
人間には 良質な油分を取り入れることが 大切なように そんな風に思えてきました。

循環について深く 感じ考え そして体感する為に
インドのリシケシにて アーユルヴェダー パンチャカルマと ヨガに取り組んでみようと思います。

アーユルヴェーダーでは 今日は 体中の穴から たくさんの精油を体内に取り込みました。

体中の全ての毛穴へ 目の中へ 腸の中へ

目の中にも たくさんの精油をなじませるなんて 想像もしてなかったことだったけど

目にも油は いいようで 以外にも とても気持ちのいものでした。

精油を流し込んだ体に 今のところは反応はないけれど 今日は 朝と夜 ヨガのクラスにも励んだこともあって
今 ここちよく ぐったりと疲れています。

これから眠って 明日に備えます。

2014.03.25.

デリー

飛行機を降りると 甘くてすこしぬるい風

前に来たインドと同じ匂いがして ふと いろいろ 忘れていた 小さなことごとを思いだす。

タクシーで真夜中の市街地 ビジネスホテルへ。

変わったなと思ったのは 道路を走る車の景色。

21年前 インドの道を走る ほとんどの車は アンバサダー だった。
道を走る車のうち 90パーセント以上が 丸くてゴツゴツした インドの国産車

ごっつくて まるっこい 独特なデザインが 無骨でかっこよく インドの制服みたいだった。

かなりタフな機械で 壊れても絶対に直る メカ。

ラダック地方 ヒマラヤのゴツゴツした岩場の急斜面を 壊れながらも 直しながらどんどん登っていく逞しさに アンバサダーの凄さを知った。

自分もアンバサダーを直しながら乗りこなせる そんなドライバーになりたい。 

2014年 道路を走る車の種類はいろいろ
クラクションの音は同じだけど
アンバサダー一色の景色の方がかっこよかったな。。。

旧市街地 駅の近くに着いた。
ここの景色のことも 忘れていたこといろいろを思い出す。

21年前 インドではコレラが大流行していて 見えない空気を怖がっていたけど 
そんな恐怖心は 旅を進める中で 生活する力と共に 解けていった。

空気の色は 今も昔もそんなに変わらない気がする。

2014.03.23.

F4

年度の締めくくりに 明日からインドに旅立ちます。

『オイル』 そして 『循環』 をテーマに 
リシケシという街を舞台に アーユルヴェーダ そして ヨガ について取材します。

21年ぶりのインド。

1993年 当時 学生だった私は ラマ仏教 と 曼荼羅の壁画を取材する為に
8ミリカメラと ニコン F4 と一緒に 60日間 ラダック地方のラマ仏教の僧院を巡りました。

卒業後は京都の映画の撮影所でスチールマンとして働くことが決まっていて 
京都の写真事務所の社長が インド行きの直前に このカメラを覚えてきなさいと言って持たせてくれた 
当時 最新最高 プロ機種 ピカピカの ニコンF4

帰国後 そのニコンF4と共に プロカメラマンとしてのキャリアのスタートをきり
そこから ずっと 沢山の写真を撮ってきた。

『壊れたり 盗まれたりした時は…. う〜ん…仕方ないっ…』と
目をつぶりながら 私にF4を手渡してくれた芦田社長

あの時 手渡してくれた F4 の意味 

体と心で覚えることができた プロの写真機材 

当時の私には計り知れないものだったけれど  
今の私にとって とても深く とても大きなもの になっています。

そして 明日からの 旅のみちづれ  どのカメラで行こうか…

希望と妄想がいっぱいに膨らんで  既に 旅のはじまり。

2014.03.11.

梅がちらりほらり
冬と春の間の いいにおい

春が もう すぐ

2014.03.06.

p r ism

春の光 と アンジェニュー 

アンジェニュー の プリズム 

 春 陽気 と フレンチ硝子 の 感受性

レンズの世界にも また お国柄 というようなものがあって

 レンズが磨かれた国々の 光に対する 想いいれ が  よく うつる。

いつかどこかで磨かれた 憧れ は

   今ここにある景色と重なって そして  よく  うつる。

2014.03.05.

2014.02.12.

ムッシュ

パズドラ TVCM 

フレンチレンズ アンジェニューで ムッシュなルックをイメージして撮影させていただきました。

2014.02.11.

如月

睦月 如月 どんどん 2014年が進んでいる。

今年の大雪も 降って解けた。  雪見をしないままに

今 雪杉の林を スノーボードで 駆け抜けに行きたい。

白と緑と光のトンネル。

2014.01.04.

明けましておめでとうございます。

今年も よろしくおねがいします。

2014年 お正月

2013.12.27.

フェリシモ KNIT LOOP PROJECT  メインビジュアルの撮影をさせていただきました。

ソチオリンピックにむけてのニットを編む
宮城のお母さん達を取材させていただきました。

白いニット に 東北の澄んだ空気  
そして もうすぐ始まる ソチオリンピック。

冬のキレイ。

2013.12.17.

文藝春秋 NUMBER 843 Jリーグには 俺たちがいる!

表紙と特集頁で 中村俊輔選手のポートレートを撮影させていただきました。

2013.11.25.

数ヶ月前から 毎早朝 アシュタンガヨガのマイソールのクラスに通っている。

自分の背骨 歪んでいるのと 間接が固いのは 小さい時から知っている。

今更だけど これからはまっすぐ まっすぐに意識してみようかと。

つれづれなるまゝに

2013.11.18.

雑誌 H にて 俳優の 野村周平さん 吉沢亮さん の ポートレートを撮影させていただきました。

都内のかたすみ 小さなお茶室  タイムトラベル

   

2013.11.06.

さか本

秋旅のつづきは 石川県 能登

黒い瓦屋根の日本家屋が立ち並ぶ山里 珠洲地区へ
 

極めてシンプルで 限りない贅を秘めた 湯宿 さか本 

黒い屋根瓦 黒い板張りの廊下と壁は 蒼い色を放つ不思議な黒。 

珠洲焼きの産地とあってか お湯にも鉄分を多く感じる。

木と土に鉄が交わると こんなにも風流なものかはと

地を這う静けさと秋雨
 いろづき紅葉のグラデーション

秋深々く 侘侘と 

2013.11.05.

そらまめ農場

秋の旅は 兵庫県 そらまめ農場 へ。

最近 木 が 気 になり 木工の知恵を習いにと。

そらまめ農場の森野さんは カナダで知り合った ビルダー。

日本では ファーマー。

農業のほかにも 生活に必用な 道具 ガス 燃料 食べるもの なんでも 大きな家も! 自分で作る 造れる 創られる。

ものを つくる 知恵と知識 そして ユーモアが とても豊かで とてもおもしろい人。
 
森野さんが 作ったものは どれも 精密で 美しくて 穏やかで 幸せで  
そして とても愉しい。

森野さんが建てた 森野さんの木の家に泊めていただき
庭で造られた 野菜 卵 肉 果実 を 森野さんの家族みんなで おなかいっぱいごちそうになった。

木の家 土の上に暮らすこと 
木 そして 土 と共存する愉しさを いっぱい いただき いっぱい 感じた。

木と土との暮らし やっぱり すごく いいものだなあ。

そして 偉大だなあ。。。

自分の人生の中で これから どこまで 木 そして 土 に近づいていけるだろう。。。

いつか 近い将来 ツーバイフォー工法で ニワトリ小屋を建てて。。。 ニワトリを飼って。。。 
と小さくて大きい夢が膨らむ。

ニンニク植えを教えてもらって 土 にも興味を抱く。

2013.10.31.

2013年 秋のショートトリップ 関西地方 中部地方 の 地方 へでかけようかと思う。

どのレンズ どのカメラを 旅の道連れにしようかな と あれこれと考える時 もう旅ははじまっている。

さ、今年の実りの秋旅へ。

2013.10.20.

読売新聞 企業広告 
 編集手帳 キャンペーン  「旅立ち」

大好きで大切なCM
「ずっとずっと。」

記録が記憶となる、そんな映像の魅力に 夢と憧れ そして大きな影響をもらった
クリエイティブデイレクター サトー克也さん の作品

編集手帳キャンペーンのCD サトー克也さんの特別授業を受ける中学生を撮影。
生徒と共に 心奪われ こころときめき 15歳のまっすぐなまなざしに同化し 撮影させていただきました。

2013.10.20.

女子カメラ vol 28
表紙 巻頭頁を撮影させていただきました。

秋色彩 

その日 その時 その季節
レンズの魅力が 惚れ惚れに浮き彫りに。

実りの季節が日々深みを増していく 今年のきょうこのごろ

2013.10.03.

ダイハツ 新型 TANTO  ポスタービジュアルを撮影させていただきました。

2013.09.19.

さて、これから 東京に向かいます。

今度は 日付変更線を飛び越えて。

今回の ソルトスプリング島 たくさんの人とたくさんの話しができました。

窓ガラスに映る景色を眺めながら

型なんて なくて大丈夫。
先入観をとっぱらうと 面白い事が もっと観えてくるんだと 今 しみじみZZZ

薪に火をつけ 火をくべる コツをつかんだので 
次回は 冬ごもりをここで過ごしてみたいなと 今 しみじみZZZ

2013.09.17.

秋の大収穫祭 日曜日の夕方 
天気予報どおり 雨が降り出した。

これから 嵐になるという。

車のうしろに さっき道に迷って 出会ったワイナリーで買った ワインが 赤白ある。
冷蔵庫には ソルトスプリングチーズが 待っている。

もしかしたら 明日は ログハウスに籠らざるえらいかもしれないっ(嬉)

あ、今夜は デッキのプロパングリルで ステーキを焼いて お醤油をかけて食べよう! って思って 
帰り道 ビーフを買いに スーパーへ。
がっつりとした お肉を選びながら ふと。

オーガニック先進国のこの島には 菜食主義の人が多い。

こんなにがっつりとした肉を がっつり食べるということに
ちょっとだけ マイノリティーを感じたりする。
 
実際 2年前の夏 3ヶ月間 暮らした ソルトスプリングヨガセンターでは ビーガンといって 肉も魚も 卵もタマネギもニンニクもコーヒーも食さない食生活だった。

で、ビーガンを経験してみて 
毎日 とても美味しく 体の調子もすこぶる良かった

ひとつひとつの食材に気を配り ひとつひとつの食材を愛しみ そして ひとつひとつの食材の最大の美味しさと栄養価 それから魅力をひきだすレシピはとても華やかでレパートリー豊かで 圧巻だった。

穏やかで 落ち着いていて パラレルな気持ち
そんな心に 食と気持ちは 繋がっているのだということを実感した。

で、私は 肉を食べようとおもった。

肉を食べて暮らしていこうと思った。

ソルトスプリング島では 生活の近いところに動物がたくさんいる。
かわいいと思う。

家畜を観ても 動物に見えて 肉とは思えない。
おいしそうとは思わない。

でも 自分の手で肉にすることを 大切に できるようになりたい。

私は 菜食主義を唱えるよりも
人類が 猿からの永い歴史の中で 動物の肉を食べてきた事の意味をしっかりと考えていきたい。

肉を食べて生き続けてきて 今に至る 人類の生命の営みを大切に考えていきたい。

クラスでだれよりもアレルギーが多かった 幼少期
少しでも 環境が変わると すぐに喘息になって 息をするのが難しくなった。
 
なんでも食べることができる どこでも暮らしていける 丈夫な体質に 憧れを抱いた。

アレルギー そして喘息体質も 肉を食べて運動して体力をつけて 
丈夫になれたから 今は勝っているのだと思う。

丈夫な精神 おだやかさ そして 力強さ 全て 大切に想って

さて ステーキ!

2013.09.16.

霧の中の風景

船の警笛の響きで ぼんやり目が覚めた。

天井からみえる空は 真っ白?

外をみると 霧の中の風景。
海も空も真っ白。

白に浮かぶ杉の木はシルエット
ひとつの夜をさかいに もう冬の景色。

船の警笛が 遠くで 鳴っている。

薪ストーブに火をつけてみた。

とてもいい感じ。

食材もたんまりある。

このまま 籠って ゆっくり読書するとか なにもしないとか。

でも でかけよう。

こんな時 カメラのない旅 が うらやましかったりする。

2013.09.14.

あたらしい!ところ

ソルトスプリング島の魅力
詩的なところ

そして
あたらしい! ところ。

いろいろな意味で 
自分にとって
 
あたらしい! ものの価値観 
あたらしい! ライフスタイル 

そして ポエティックでドリーミー 
そして メロウ
 

200年前に この地に移り住んだ移民が この地を開拓したところからはじまり
 
ベトナム戦争のとき アメリカの方針に反対した人達 
そしてブッシュ政権時 やはりアメリカの方針に反対する人達が
自分たちの意思を持って ここ ソルトスプリング島へ 多く 移り住んだ。

カナダ政府は そんな移民を 寛大に受け入れ

そして 自然との暮らしを大切に想う人達が集まり
食について 生活スタイルについて 関心の高い人達が集まり

ソルトスプリング島ならではのオーガニックでピュアでオリジナルな文化に 発展していった。

ほとんどの住民が 自分の理想と夢を掲げて 意思をもって ここに住み 
そして この地をとても大切にしている。

理想と意思によって開墾された この島独自のライフスタイルに興味がある。

今回の滞在では ソルトスプリング島を オーガニック先進国 
という視点で この島の価値観 そして 暮らし方 と 生き方 について
自然体で取材できればと思い そんな風に写真を撮っています。

いつもは ヒッチハイクかママチャリだったこの島での移動。
(この島では ヒッチハイクもエコの観点から オーソドックスな交通手段)

今回 車を手にしたことによって この島での視界がものすごく 広がった。
そして なんか自由になった気がしている。

なんかなな 自分の中での矛盾 全てひっくるめて

あたらしい!    ところ。

2013.09.14.

大きい けど 柔らかい雰囲気。

たくましい けど 優しい雰囲気

強いけど メロウな雰囲気

広いのに 孤独を感じない雰囲気

まっくらやみに一人でも こわくない雰囲気

きっと この星空に 守られているのだろうと思う。

2013.09.13.

ベディスハウス

ベディスビーチに繋がる ベディスロード
くねくねクランベリーの棘小道を入って 心配になりながらぐんぐん進みきった突き当たり 海を臨む 小さくて古くていい感じの ログハウスが表れる。

ここが 今回 ひとり暮らしている家。

海を見渡す絶景の庭 見晴し台 焚き火場 大きなウッドデッキにプロパングリルも 薪もたくさんあって 小さくて古くて素敵なログハウスには 暖炉もキッチンもバスタブも空が見渡せるロフトも 全部揃っている。

空の色も海の色も風の色も ゆっくりずっと絶え間なく変化するのが どこからでも感じられるそんな 小さな家。
一日中 ずっとここにいても 全くあきることはない。
人の気配はないのだけど どこからか人懐っこい真っ黒な大きい犬が遊びにやってきて おっかなびっくり すごく安心する

古くて 手入れが行き届いていて そして小さくて
すごく 優しくてとても心地がいい 秘密の秘密基地。

2013.09.12.

9月9日

日付変更線を飛行機で溯ったので 
2013年9月9日は1日が41時間もあった。

永いこの日の日没は 沖でヨットを操縦していた。

暗くなる前に これからカニを捕りにいくという 
島の住民 カイさんにについていくと 
ヨットを沖に出し 帆をあげ
憧れのヨットセイリングが始動した。

先月取得したての船舶免許も覚えたてのロープの知識も  
いきなりやってきたこの場では 全くもって 真っ白だった。

絶対のロープの知恵を身につける事!を 今回の滞在中の課題に決め
いわれるがままに 白い帆をあげ 風を読み 舵をとる。

日暮れの変わりゆく空色を 眺める余裕はなく
日本からずっと着ている服も 潮でべたべた
あわてふためいた初ヨットだったけれど 
白い帆が とても綺麗に優雅に感じた。

カニを捕らえて カニを食べて 夜が深けた。

満天の星空を 眺めたまばたきまぶたは おりたままあがってこない。
今日はこのまま 眠ってしまうことに。

そんな 永くてあっという間の 2013年9月9日 

2013.09.10.

ふたたび みたび よたび

飛行機 バス フェリー&フェリー ミニバス 
陸海空 日付変更線を溯って 秋気流にのって ソルトスプリング島のセンター ガンジスに ただいま到着。 

気持ちのいい あのメロウな風が吹いている。
ここでしかない ここならではのここちよさに すぐにとけ込む。 

最初にガンジスのソルトスプリングコーヒーにて。

2013.09.09.

4年目のソルトスプリング島へ

今 カナダ ソルトスプリング島へ飛び立つところ。

4年目 4度目のソルトスプリング島

ちょうど カナダでは 新学期が始まって サーモンは一気に海を遡上し川に還るころ   

そんな普段着な とても特別な季節へ

2013.08.30.

8月30日

8月30日っていう響き… たまった宿題に半泣きになった、そんな苦汗を想い出す日。

小学生の時の夏休みの宿題の経験は その後の人生観に影響をもたらすとのこと。

本日発売 雑誌 ロッキングオン JAPAN での スピッツ

撮影したのは 夏明け 降りそうで降らないでいてくれた雨が 夕暮れに降りだした頃
夏休みの最後から2番目の今日の日を 頭の片隅に想いながら写した一枚。

2013.08.23.

ロッキングオン bridge スピッツ

本日発売 ロッキングオン bridge 76号 表紙巻頭 スピッツ を撮影をさせていただきました。

学生の頃から憧れだった出版社 ロッキングオン で 大好きな スピッツ の撮影
感慨深くあります。

京都の撮影所で時代劇のスチール写真を撮っていた頃  
花の都大東京での写真に憧れ 突飛に深夜の夜行バスに飛び乗っては ロッキングオンを訪ね 写真をみてもらったりしていた。
 
ロッキングオンからいただいた 写真へのアドバイス そして 今も 誌面から感じる 写真のありかた
に教えてもらったことは とても大きい。

2013年のある夏の日 スピッツがいた時間 きちんと写真に写るように努めました。
   

2013.08.23.

本日発売の雑誌 zipper にて 俳優 綾野剛さんのポートレートを撮影させていただきました。

夕暮れ時 ふとした とても静かな 撮影で 
撮影が終わった後 綾野さんが ライカの音が心地よかったです って言って下さり 嬉しかった。
 
コトリ。
ライカのシャッター音と そんなひとときの瞬き。

2013.08.08.

日清 チキンラーメン
『チキンラーメンじゃなくっちゃ。』『チキンラーメン たまごつけめん』 のポスターを撮影させていただきました。

2013.08.06.

暗室 航海

今 先週からスタートした 一連の暗室作業が終わった。

イタリアから帰ってきてから いつもぼんやり 色に潜んだ色 について考えている。

暗闇で色に潜りながら その間間に 海図の勉強をしていた1週間
航海みたいに 時間旅行みたいに 色の先を探していた。

丸く廻っている海上で 汐の流れ 風の向き を読んで  
自分の梶に数式を ぼんやりと重ねあわせて

最後の頁 とどめの色を探っている時 船舶1級試験結果 合格! を知り
最後の色 は たおやか なトーンに納まった。

とても 素敵な頁が仕上がった。
あとは 印刷にバトンタッチ

船の世界と 暗室での色の世界がリンクして 今 ぼんやり 不思議な気持ち。

船の免許を取得して 今 ぼんやり 不思議な感じ。

2013.08.01.

おもいたち 7日目
船舶1級の実技教習。

生まれて初めての 船の操縦。

船の運転は 風を読むことが 何よりも大切で 今日は かなりのへたくそぶりだった。

念願だった、ロープの知恵を身につけた。

エンジン バッテリーのことも 少しづつ 勉強中。

風読み諸々 巧くなりたい。

日経Kids+ 『子供と読みたい100冊の本』 の表紙 巻頭頁を撮影させていただきました。

2013.07.29.

アマルフィにて もうひとつ はっとしたのは 
中世 1000年以上も前に ここに暮らしていた人々の服装と装飾

このスタイルの世界感に この国の隠れたイメージが 重なった。
好きに間違いない。
 
あまやどりで 訪ねた 海洋公国博物館にて。 

2013.07.28.

おもいたち

海洋共和国 船からの望みを みてみたい と おもいたち 
船舶1級免許を取ることを決めた。

思い立ち 4日目 
今日、 2級の筆記試験を終えた。

天気図 や 磁石のこと 潮のこと ロープ エンジン 操縦のこと 海上ルール 色々全部一気に浅く広くつめこんだ知識 これから どんな知恵になれるだろう。
 

今 この船の 想い達 は  風にのっている。 風向きも いい感じ。

開け! 大洋の新世界

2013.07.25.

今日みたいな雨の日

雨宿りした場所は 954年前から ここにある 造船所
アマルフィーの港の前 世界最古の造船所

覗くと 今は 海洋公国博物館 になっていた。   客は私だけ。

入ってすぐのところに 羅針盤が飾ってあった。

羅針盤は 中世アマルフィー人によって 発明されたらしい。

星や太陽を読んでの航海術  スターナビゲーション は 天気の悪い空下での舵取りに困難を要したのだけど

 磁石を使ったこの道具は どんな空の下でも航路を解き開いた。

 この磁石を使った道具 が 航海術における革命をもたらし
 新世界 へ向けた大洋の道を切り開いた。

ただの磁石 されど磁石

そういえば… 小学生の時 磁石については 全く理解できないでいた。

どうにもわからなくて
そういうもの! といいくるむしかなかった世界のひとつだった。

でも 今 そういうもの! を すこし解る気がする。

そういえば…  昔から 海洋グッズはこころときめくアイテム。

真鍮 碇 帆布 ロープ 望遠鏡 羅針盤 

高校生の時 帰り道 海洋グッズを扱った小さなショップをみつけて以来 毎日そこを通っていた。
阪急三番街 カッパ横丁の一寸手前 8坪くらいの小さなお店 今もあるかなぁ。

無性にときめくこの癖には きっと何かある! と  
そういうもの!
についてを想ったら 愉しくなって ワクワクする。

あまやどり 海洋共和国アマルフィー の造船所にて

雨上がり 海を臨んだ。

次は 海からこっちを 臨んでみたい   
と思ったら 嬉しくなって ドキドキした。

2013.07.14.

ミノーリから レモンいっぱいのトランクと一緒に東京に帰ってきた。

ちょっと昔 航海で きっと数ヶ月 それ以上かかったであろう アマルフィー海岸から
今日は バスと飛行機で 19時間。

とても 近い。

とてつもなく 大好きな場所 そして 最高な季節だった。
船の勉強をして filmと一緒に また 訪ねようと思う。

旅で感じ得たことは これから想像できる と思った。

碇をおろすみたいに
狼煙を上げるみたいに
ここに洗濯物を干して ここで暮らす。

駅の各所に 撮影させてもらった フジテレビ 『oh, My Dad!!』  のポスターをみつけた。

今 東京に暮らしていることを  ありがたく思う。

2013.07.12.

ミノーリ 朝5時

もうすぐ 夜が空けたら 東京へ向かう。

レモンを巡った 10日間の旅

思い起こせば 今年に入って どこからか
 レモンと海の世界感 がどうにもこうにも気になっていた。

そして この地を選んだ。

旅はいいものだなと思う。

視覚 味覚 聴覚 触覚 嗅覚 そして 第六感で この地を感じ写真できた。

新しいこと もしかしたら知っていたこと

東京に持ち帰る写真がいっぱいある。
記憶もまだ あたらしい。

 ここでの旅は 東京で続こうと思う。

2013年の夏が 始まっている。

2013.07.12.

ラヴェッロ

ミノーリのレモン畑と反対側の 岡のてっぺんに 街がみえる。

1500年前 ローマ帝国の貴族達が 襲撃から逃れる為 高台に築いた街 ラヴェッロ。

ミノーリのビーチ裏の石段を登って行くと1時間くらいで ラヴェッロに繋がると聞いて
石段を上り始める。

カメラバック以外にも レモンチェロやら 瓶詰めの食材を買い込んで その上 拾ったレモンでぎっしりの鞄を抱えて登る石段は 過酷だった。

直線距離で登るのなら あと どれくらい 今どの辺りにいるのか 予測がつくのだけど
延々と続く 終わりのみえない石段には はたまた気が遠くなった。

それでも いつもと違った角度で見下ろす アマルフィー海岸
通りすがりの いろんな家 いろんな洗濯物 いろんな生活模様 いろんな石段の形 いろいろ興味は尽きなく 全てがフォトジェニック。
夢中で写真を撮りながら やっとこさラベッロに到着。

風光明媚の文字通りの 風光明媚な街

アマルフィとも ポジターノとも ミノーリともまた違う 
イタリアならではの ぬけた色々 気品高さが漂うのこの街の色々に 一瞬で心が奪われてしまった。

この街のこの色感が たまらない。 

 

深くて美しい イタリアンブルーの色々 ピンクの色々

そして レモン オリーヴ ボールド

ラヴェッロで解った 重ねの色目

心の奥に 探していた色  みつかった。

2013.07.11.

ミノーリ

ミノーリは 古代 1900年も前から パスタを作っている街
隠れざる 美食の街。

アマルフィーほど 観光地ではないのだけれど
路地裏を歩いて のれんを覗くと 手作りパスタの製麺所だったり 
レモンチェロの蒸留所があったり

あと 車の入れない石段 レモン畑なんかでは ロバ達がせっせと働いている。 

古代ローマ時代の建築様式がそのまま残された 貴族の豪邸 ビイッラ ロマーナは アパートの一角 そのへんに 普通にある。

誰でも 入ることのできる アパート裏の小さい公園みたいなところに。
で 1700年前の 邸宅 壁画や 壷 池 が そのままに残っていて
壁には 隣のアパートの人の洗濯物がゆれている。

ヴィッラ ロマーナに続く 路地裏の隠れ道
ミノーリのストリート写真が壁に埋め込まれた 細い通りがあって
1920年から 今に至る ミノーリの街と暮らしを写した写真が並んでいる。

この 路地を歩くと タイムトンネルを歩いているような そんな気分になる。

だけれど 100年前の写真と比べると ここの 景色や 人々の暮らしぶり
実はそんなに変わっていないということを知る。

馬車が 車に変わったくらい。 
街並の景色は 今とそんなに変わらない。

そして きっと 1900年前 パスタをつくっていた風景と 今ここにある風景
 実は そんなに変わらないのかも と想像する。


1700年前の扉 ビイッラ ロマーナ


1700年前から ここにある絵 ビイッラ ロマーナ


路地の壁 100年前〜今に至る写真が並ぶ


100年前の景色 女性がパスタを干しているスナップ写真


今日 パスタを作っている人


今日 レモン畑で働くロバ

2013.07.10.

今いる景色 今見ている景色

ミノーリにて。

鳥が鳴いています。

うっすらレモン風が通り過ぎました。

レモン畑に眠って 5つめの夜が明け

帰国が近くなって すこし淋しく。

いつも視界に レモンと海と空と

 

2013.07.09.

古代ローマ遺跡 パエストゥム

ふらり巡り着いたその先は 古代ローマ遺跡 パエストゥム

イタリアにいると 
ひょんなところから 古い時代にタイムトリップし
ひょんなところに 古い時代がタイムトリップしてくる。

歴史が近いな〜と感じる。

時に近すぎて 今の自分がどこの自分なのか そんな風にも感じる。

確かにあった 古い時代のその中に 今が共存している。

2013.07.09.

フィアット カパッチョ 古代ローマ遺跡

ミノーリ名物 フィアットタクシー 
ミノーリ名物 モリッチョタクシー

今日は モリッチョ の フィアット の メンテナンス に 同乗して
フィアットのファクトリー見学 サレルノへ。

近くの カパッチョ モッツアレラ工場で モッツアレラランチ。

おしゃまなのらねこ
その先に 古代ローマ遺跡。

 

2013.07.09.

フィアット カパッチョ 水牛のモッツアレラ 

カパッチョ名物 水牛のモッツアレラ 

おしゃまな のら猫

イタリアンカー フィアット の ファクトリーの近く
 
カパッチョという街にて。

    

2013.07.07.

もぎたてレモンサラダ

今日も街の教会から 延々と続く 石段道を カメラバックと一緒に歩いて帰る。
なりふりかまわず 汗だくなので途中で水着になってとにかく登る。
ヴィラマリアの最後の石段を 息をゼエゼエさせながら登りきる。

ゼエゼエを聞いて 
畑にいたヴィンお父さんが『今日も歩いて帰ってきたの?フ〜!えらい!』ってへんなジェスチャーをしてくれた。

その後 テラスに届いた 素敵なプレート!

もぎたてレモンの皮を剥いて 輪切りにして オリーブオイルとバルサミコと塩 あとミントをのせた
お父さん特製 もぎたてレモンのサラダ。

美味!
体も心も喜んだ 今一番嬉しい味。

そんなにすっぱくなくて 白皮にもしっかり味があって そしてオリーブオイルがよく合う。

レモンを育てたお父さんが教えてくれた

これが このレモンの 一番の食べ方

美味!
嬉しい!

2013.07.07.

ポジターノ

多くの画家 作家 映画人 文化人を魅了し続けてきた街 ポジターノ。

南イタリア ヴァカンスファッションのメッカ ポジターノで 是非 革のビーサンを仕立ててもらいたい!と 朝からバスとフェリーを乗り継いでサタデーショートトリップ。

アマルフィーとも ミノーリともまた違った 老若男女 お洒落で陽気で そして おもろ〜!なポジターノ

目の前のいたるところで イタリア人情物語 イタリア人生劇場 がくりひろげられ 
ドッキリかと疑う程に コテコテ劇場オンパレード。

マダムもマンマもおじさんも 少年も 婦人も少女も子供も赤ちゃんも

とても お洒落なんだけど どこかゆるくて ぬけていて 
でも エネルギッシュで やっぱりお洒落なイタリア人。

革のビーサンは 散々履きちらかしたのだけど コレ!と思える 似合うデザインがみつけられなくてあきらめた。

ポジターノビーサンをはきこなすには ゆるさとヌケ感! が 足りてない。 

ゆるさとヌケ感! ライカみたい。

2013.07.06.

夜中 目を覚ました。
暗闇に時計をみると 3時だった。

昨夜のディナーは マンマの手料理。
今まで食べた どのイタリアンよりも 美味しくて愛情あふれる味でびっくりした。
イタリアンマンマ マリアの腕の凄さを知る。
 
で、食べたあと すぐに深く眠ってしまった。

窓を空けると 夜の海 夜の街

全てが すっかり寝静まっている。

街の先頭に 時計台が明かり
 それに 連なり 街灯が 小さく点々点

街を海を 優しい光が灯している。

2013.07.06.

レモン畑にて

ミノーリという街の 丘の上 レモン畑にいます。

ミノーリには2〜3日間の滞在予定でしたが 
ここのレモン畑があまりに素晴らしく 腰を据えたいので
日本に帰るぎりぎりまで ここで暮らすことに決めました。

さっき レモン畑の主人が PCの情報なんか ほどほどにして
今 知りたいこと ほしいもの 解らないこと 食べたい味 なんでも
自分に言ってね またはこの地の人に聞くのがいいよって 言ってくれた。

今 このレモン畑と 目下に広がる アマルフィ海岸を前に 
しばらくがむしゃらに写真を撮ることに専念したいと思います。

写真日記は 夏休みの宿題におあずけにします。

できるかぎり 今この世界を写真することに専念しようと思います。

2013.07.05.

レモン農家 ヴィラマリア

今 レモン農家 ヴィラマリアに登頂した。

いやはや ど えらかった。

高尾山の雪の頂に 8×10カメラを担いで登って以来 
いや それ以上に ど えらかった。

途中で大切なRレンズとカメラ 財布も入ったトランクをレモン畑の脇に隠して

身ひとつ + ライカひとつで 今 レモン農家 ヴィラマリアに登頂した。

というのも たまたま絶妙にイタリア旅のハプニングが重なっただけ。
私が携帯をもっていないのと バスの降りる場所を間違えたのと
この街にはでかすぎるトランク がいけなかった。

でも人力は強し。
昨日 たらふく食べた パスタのエネルギーは根強かった。

全ては 今 呑んでいる 穫れたてのレモネードの為にあったのだと想う。

なんとも 美味なるレモレード。

いやはや 体に 脳に 心に 染みわたる 冷たいレモネード。

その視界は たわわに実るレモンとレモン畑が見下ろす 
ミノーリの オレンジ色した街 群青の海  
守り神の宿るといわれている古い教会 
船 空 空気

太陽がいっぱい!

乾杯!

2013.07.04.

アマルフィ レモン パスタ

アマルフィーに着いて 最初のグルメ。
断崖絶壁に佇む 海辺の 孤高 そうなレストランへ。

今回の旅の目的のひとつは 我が家のレモン料理の開拓。

メニューには なかったけれど レモンのリングイネをリクエストして 
作ってもらった。

2013年 自分の中で レモン がはやりだし 
レモンパスタは我が家の看板メニュに君臨した。

イタリアのこの地をイメージしながら 食し 妄想してきた味。

いざ アマルフィーにて 本場 レモンのリングイネを実食。

美味しい! 
そして 我が家の味と近い!

我が家の 和製レモンパスタも 本場で食べている この味に 負けず劣らず 美味しいのだと確信。

ずっと 遠い海の向こうで 想い抱いてきた レモンパスタの味覚のイメージ 本場のものと 近かったことが とても嬉しい。

これから この地で 更なるレモングルメを覚えたい。

2013.07.04.

アマルフィへ

昨夜 おそく 初イタリアに着いた。
ナポリ駅の近くのホテルにタクシーで向かい すぐ就寝。

朝 起きてすぐ 一路 アマルフィーへ。

朝日に照らされる ナポリ駅
駅周辺は かなりの散らかり具合。
はや足で通り過ぎたけれど 汚と陽が混在していて とっちらかっている 
そんな 印象。

イタリアの汽車とバスを乗り継いでの旅路は 簡単なようで なにかと迷った。
時刻表 定刻 定位置 諸々 予定はあてにしない方がいいみたい。

ソレントへ向かう 古い汽車の車両は 夏の海に向かう地元のティンエイジャーの若者で超満員。
殺気立ったエナジーが車両一杯に充満して とにかく とにもかくにも騒がしかった。

どの駅もへたくそなグラフィティと 落書きがいっぱいで 想わず笑ってしまう。
元気というより へたっぴエナジーの爆発  
で、そこかしこがゆるくて 想わず笑ってしまう。
そこがいいところ。

ソレントからは 落ち着いたムードに。
バスに乗り換え 断崖絶壁の海岸線をひた走る。 

崖にそびえ立つ ピンク サーモンピンク オレンジの街並 色々
崖の下にはブラッドオレンジのパラソル 濃紺のビーチ 
遺跡と想われる 建物 数々  
たわわに実る レモンの畑 

太陽がいっぱい

そんな小さな 古くて美しい天空の街街をいくつも 通り過ぎ

アマルフィー まで あと少し

2013.07.03.

ミュンヘンにて

ミュンヘンの空港にてトランジット。

今,ナポリ行きの飛行機をまっているところ。

初めて乗った ドイツ ルフトハンザ航空

オリエンタルブルーに イエローのさし色が 今の気分にぴったりで
ビールが美味。

おかげでよく眠れ
古い時代の大型船でくじらの群れと一緒に航海している そんな夢もみた。

なんとも 気分のいいフライト!

これから 海洋共和国 アマルフィを目指す。

レモンを巡る旅 が始まった。

2013.07.01.

鎌倉

水無月最後の日曜日 

鎌倉暮らしを始めた 小川糸さんのお家に遊びにいかせてもらった。

朝 二人で 報国寺の座禅に参加。

ここの座禅が おもいのほか 本格的すぎて おもいのほかに 鎌倉の一日が始まった。

袴姿にあわてて着替えて 座禅を組むと
朝晩 稽古漬けだった 大嫌いで 少し好きな 剣道時代の気持ちが甦る。 

大嫌いで 大切な 剣道時代に教わったこころもち。

うぐいすの鳴き声が美しく響きわたると 
きれいな風が 心地よくぬけわたり 

鎌倉の土地感を 一気に感じる。

ここは 大好きで 大切な場所かもしれない。

鎌倉時代 そんなに遠い昔ではない気がした。

今ここに流れる風に 鎌倉の時代のこころもちに
守られている土地 そんな気がする。

糸さんの見ている景色の その奥の風景に
いつも 素敵なエッセンスを感じる。

2013.06.27.

ハウスウエルネルフーズ C1000  グラフィック撮影をさせていただきました。

春前から 夏前から  今 レモン が 六感全部 マイブーム。

色も 匂いも 味も 形も 全部 

元気で爽やかで 情緒もあって 瑞々しくて コケティッシュなイメージ 全部

2013.06.25.

15

昨年につづき  日本医師会 心に残る医療 体験記コンクールの ポスター撮影をさせていただきました。

15歳へのポートレート

 15という歳の 独特な瑞々しさ 

2013.06.02.

2013.06.01.

音楽

ただいま。
久しぶりに家でのウィークエンド

音楽が流れている。

旅にでる前 ハカセが見繕ってくれた レコードプレーヤー。

針も トランスも アンプも スピーカーも 全部 ハカセに頂いた御指南どおり。

柔らかな まろやかな 音のトーン 

いつか どこかで 録音された音
いま ここで 流れる 音

音の再生

音の芳醇

音楽が流れている。

2013.05.28.

ウィーンにて

路地裏散策していたら 教会があって 覗くと ミサが開かれていた。

パイプオルガンの音色が流れていて 

おそらく自分の中での一番古い記憶…
 
たぶん 3歳の時 カトリックの保育園での 朝礼みたいな時間
イエスキリストの前で男の子が怒られていて とてもこわいと思って じっと見た記憶… を思い出す。

旅をしていると 忘れている記憶が甦ることが 必ずよくある。

2013.05.26.

ウィーンにて

昨日に続き 今日は カメラのオークション。

会場では 朝から夜まで 古くて珍しく そして美しい カメラやレンズの競りが続いていた。

会場を抜け出して 昨日買った 赤ズマロンと一緒にウィーンの路地裏探索。

路地裏のアパートの前で FOR FREE と書かれた オレンジ色のファイルを拾った。

色が今日の気分とマッチしていて きれいなオレンジ色 で いい感じのボロ。
 
ロケ資料をまとめるのに ちょうどいい。 あと 今回のウィーン記念に ちょうどいい。

レンズの事を ぼんやりと想う時 いつも 頭に 流れてくるフレーズがある。

ガリレオ ガリレイ

自分の目で 観るための 確かめる為の 知る為の レンズ。

目に見えないものを 知ることができる ガラスの 結晶。

ガリレオ ガリレイ

2013.05.25.

ウィーン4日目。

今回の旅の目的 写真とカメラのオークション会場にて
昨夜は 写真のオークションを体感した。

古典写真 名だたる写真家の有名な作品 どこか目に覚えのある写真  現在写真 時代の写真いろいろ 
世の中の どんな人がどんな風に写真を買ったり どんな風に売られていくのかを みてみたかった。

写真のせりは 静かな海の波波みたいに
一枚一枚 写真がスクリーンに写しだされては 静かに どんどん値段をつけて そしてうちあげられていった。

ふ〜んと感じ 感じながら その静かな波の大きなリズムが眠気をさそった。

一瞬 一瞬 そこはかとない写真。

そこに映っているものことひと 時を経て いま ここで こうして 値段がついていく。

絵画や美術品 はたまた 魚市場のせり とは きっと 少し 大きく 別ものの 不思議な感じ。

ちょっと 眠気でごまかしてみてみた。

2013.05.23.


柴咲コウさんの 電子書籍のビジュアルフォトブック 「ko shibasaki Lyrical World]  
IBOOK storeより 5月22日配信スタート の制作に参加させていただきました。

電子書籍のビジュアルブック、
発行元の角川マガジンズさんにとっても 日本の出版業界でも新しい試みで 製作陣渾身の一冊です。
 

音と仕掛け 時空間を使っての 写真表現の可能性の広がりに
出版 音楽 広告業界のこれからの新しいスタイル そしてこれからのメディアを担っていく表現方法になるものだと感じています。

いっぱい 遊ばないと。

2013.05.23.

今 オーストリアに来ています。

遠く深くに広がる 空  がとても印象的で 光が澄んで感じられます。 

生まれて 2度目のウィーン。

前回は15年前。
ウィーンの STREET というカルチャー雑誌で NYやTOKYOのストリートスナップの専属カメラマンをすることになって 書類にサインをする為に来た時。
で、 なんだかんだいろんなことが この土地にもあったっけ。  忘れてたけど。 

いつも ひょんなことから あんなそんなこんな いろいろな仕事をしてきたことを思い出しつつ。

あの頃 きっかけはいつも 首からぶら下げた カメラ そして ストリートから。

今も いつも カメラは 遠いところに つれてってくれて 深いところに つれてきてくれる。

2013.05.19.

ロイヤルベビーピンクのパラソルが並んでいて
その奥はクリーム色のパラソル
その奥はエメラルドグリーンの海で
その奥が水色。 うすいくもり空。

THE ROYAL HAWAIANの ビーチラウンジからの眺め。

これから帰る飛行機までの時間 ここに決めて正解。

ロイヤルベビーピンク クリーム色 エメラルド 水色
メロウでドリーミー ゆるゆらな色いろ。

ちなみに今日の朝 海に潜って 見えた色は クリームエメラルド色。

今日の色のことを想いながら 帰ったら エルヴィスをレコードで聞いてみたい。

2013.05.16.

今 ハワイの夜明け前。

砂浜に寝転がって 波の音を聞いて 転寝して だんだんと すこしづつ アロハ が解ける気がした。

ハワイに来て 4日目。

虹とは もう3回も出会っている。  

今日 これからの撮影は ローライフレックスかな。

いい風と いい波と いい瞬間に 出会いますように。

2013.04.23.

新発売 カルピス オアシス のポスターを撮影させていただきました。

Mr ラクダ の瞳が空色に輝き キラメイタ瞬間でした。

2013.04.21.

ADIEU TRISTESSE 2013 spring&summer  
カタログ撮影をさせていただきました。


洋服のお仕事 とても尊い仕事だと想います。

ノスタルジックな光の風を写したかったので 16mm用のシネレンズ Angenieux 5.9mm f1.8 を使いました。

2013.04.10.

新発売 アサヒ ふんわり のポスターを撮影させていただきました。

まだ4月なのに 気分は 夏モードに染まっていて
想いは 南の太陽に向かっています。 
はやる気持ちが嬉し楽しいきょうこのごろ。

2013.04.04.

1988年 渋谷駅 ハチ公口改札。

17歳 高校の制服姿で初の東京にやってきて 渋谷の街を早足で巡った日があった。
帰り 新幹線の終電めがけて ハチ公改札を走りぬけ 高校を卒業したら上京しよう!と背中に決めた日があった。

今週 渋谷駅 ハチ公口改札前ジャックで 撮影させていただいた『家族ゲーム』のポスターがうめつくされていて

あの時の制服姿の自分がここのどこかにいたようなそんな気がした。

2013.04.02.

3月はライオンのようにやってきて、子羊のように去りぬ。

ぬ ぬ ね 。

4月1日。
新年度のスタートをきった。

1日の記念に 棒ノ折山に登って 温泉に入って 肉を食べた1日。

山の近くは 満開の桜の木に たくさん出会い

今年は桜に興味がなかったのに 今、桜が積もりつつある。

今日は桜を撮りにいこうかなと思ったり。

2013.03.03.

西武鉄道 『秩父さんぽ旅』 2013 春編 
グラフィック ポスター を 撮影をさせていただきました。

情景撮影では ライカと一緒に 秩父に 通い 
歴史 と 大自然を 巡り
おそば と イチゴ 天然氷 天然温泉  を堪能しました。  

秩父の自然が育むキレイな水 

この地に流れる 水 の キレイ 

自分でみつけた 宝物。

2013.03.03.

雑誌 H Vol.112 4月号 特集 H boys 2013にて 俳優の福士蒼汰さんを 撮影させていただきました。

2013.02.27.

本日 リリースされる girl next door
newシングル 『standing for you』 のジャケットを撮影させていただきました。

千沙さんの 軽やかなジャンプ  春めいています。

2013.02.14.

本日 発売 YUIさんの単行本『Hello,Good-bye』 のカバー。
 
メジャーデビュー前のyuiさんを yuiさんの地元 新宮ロケで 撮影させていただいた時の 一枚。

新宮駅のホームのベンチ PV撮影の少しの合間 少し寒くて スタッフのジージャンをかけてもらって 待っている時。

佇まいが とても 綺麗だったので 想わず そのまま シャッターをきらせてもらった 一枚。

今も このシャッターをきった瞬間の 風や空気や呼吸の調べを  よく よく 覚えている。

当時 YUIさんが デビュー前ということもあって メディアに出ることのないまま ずっと 暗室に大切に保管してきた ネガ。

いつか 永遠  な 瞬間。

写真って 素敵だな。   って想う瞬間。

2013.02.10.

小川糸さんの 新刊 『さようなら,私』(幻冬舎文庫)の表紙に 
糸さんと一緒に カナダを旅した時に 夕食をおよばれしたおうちのお庭 をスナップした写真を掲載していただきました。

糸さんとは 『ようこそ、ちきゅう食堂へ』(幻冬舎)での取材をきっかけに たくさんのいろいろな場所を 一緒に訪ね、
その後 仕事を超えて プライベートで モンゴル や アラスカ での 特別な時間を一緒に暮らし 特別な時 を共有させていただいた 旅仲。

そんな モンゴルでの時間が 糸さんの小説となって 暗室に届いた。

プリント作業をしながら 電気が消えたり ついたりする隙間に 糸さんの作品を読んでいると 
モンゴルで暮らした 1週間の 冬 と 3週間の 夏 のシーンが たくさん、たくさん、フラッシュバックする。

自分が食べる為に ヤギや羊を解体した時の、 
彼らのなんともいえない声の響き が 耳奥に残って ずっと、ずっと、プリントできないでいたネガがある。

きちんと プリントして、 
きちんと 残そう と思う。

2013.02.08.

おにぎりの化石

2000歳のおにぎりの化石。(石川県 杉谷チャノバタケ遺跡 竪穴式住居の壁際の跡より出土)

2000年前 
弥生時代 卑弥呼が国を治めていた頃
世界では イエスキリスト が誕生した頃 

誰かが 誰かに むすんだ おにぎり。

 

今は昔 
でも 
  
今となんら変わらない日常が 確かにそこにあった証。

むかしむかし そのむかしから
今日の朝 昼 晩 へと繋がる

おにぎりをむすぶ おにぎりをほおばる 人々のシーンを想像する。

おにぎりを むすんで、 おにぎりを ほおばる、
おにぎりを むすんで、 おにぎりを ほおばってきた、

その こと が いと をかしい。

2013.02.03.

カメラを覗いて 町歩きをしていたら 通りがかりに お茶をよばれたり。 

そして ちょっと 会話して
そして そこから モノガタリ 

2013.01.24.

2013.01.23.

戸隠 

昨日は戸隠に行って 今日は戸隠からとんぼ帰ってきた。

今回は 雪の夜道を 自分の車でどこまで行けて 自分の足でどこまで歩けるのか  
そして 寒空とどう向きあえるのかを確かめに。

あと、あたらしいボードであたらしい雪の感触を確かめたかったのと。

ザックザックと音をならして歩いた 夜の雪道 雪の音 に モノガタリ が浮かんできた。

またつづこうと思う。

2013.01.16.

大島渚監督 

1996年ニューヨークへ写真を学びに飛び立った。

それまで お世話になっていた 京都の映画撮影所に席をおかせてもらいながら
そこから 4年間 京都の映画撮影所とニューヨーク ロンドンを巡り写真学することになる。

1998年に半年間 東映撮影所へ時代劇のスチルマンとして働きに帰ってきていた時 
ちょうど松竹撮影所では  大島組 映画 御法度の撮影中だった。

大島組の撮影をみたくて 何度か現場に入れていただいた。

車椅子姿の大島監督の 本番の ヨォーイハイッ と カァット の肉声が 本当に鬼気迫る肉声で
魂の叫びだったことが印象的だった。

映画に人生をかける 声 だった。
その声は 現場の全ての人にとっての 映画に生きる 指針となった。

現場には ピンとした 尊い 空気 が張りつめて
自分の動きや 息の音も その空気を乱す事は決して許されない とても神聖な 空間 で

そこにいる誰もが 息を殺しながら 俳優の演技へと 全神経を集中させていた。 

映画を撮るということは 写すということは こういうことなんだと 心に覚えた。

京都の映画撮影所時代に 監督や 俳優さん スタッフ 関係者 撮影現場 京都の地 で学んだ事は 
今の私の土台となっている。

教えて戴いたことを きちんと自分の仕事に活かして そして返していこうとおもう。

ご冥福をお祈りします。

 

 

2013.01.15.

暗室 

私の暗室(事務所)は 家の近所の商店街の脇道、町工場街の中にある 元お豆腐屋さんの店舗物件に構えさせてもらっている。

朝でも昼でもシャッターを閉めて 暗幕を引くと 完全暗室となる。

時を撮影したフィルムをこの暗室に持ち帰って そしてまっくらやみのここで 3色の光をあてて 写真を焼く。

作業はいつも一人。
 撮影した 時 に 再び暗闇の中で光をあてる作業に 不思議な宇宙空間を感じる。

暗室作業は 現像液 化学薬品の影響か 心身共にとても疲れる。
実際 肝臓に大きなダメージを与えている気がする。

大嫌いで でも大好きな時空間。

今朝 雪が積もった朝、暗室に立ち寄った。
朝の光を 暗室に入れようと思って シャッターを開けに。 あと 積雪の具合を観に。

通りはアイスバーンとなりつつあって それぞれのお店の人達が 自分の店の前の雪をかいていた。

暗室のシャッターの前も 大量の雪が固まりだしていた。

なんとなく 雪かきをした方が いいような空気だったので ちりとりで なんとなく雪かきをしていたら クリーニング屋のおじさんがスコップを貸してくれた。

本腰を入れて雪かきを始めると 自分の場所の前だけでなくて となりもそのとなりも雪をかいて 除雪道を通したくなった。
なにかと通行人の多い 道なので。

いつも シャッターを閉めて 作業している この暗室に
今日 はじめて 街のひとつであってほしいと そう感じていた。

2013.01.12.

イルカ フィンスイミング 山の星

現在発売中の NUMBER 820号  http://number.bunshun.jp/articles/-/324790 

美女に会いたい Beautiful Athletes File 2013にて 
フィンスイマー 藤巻紗月さんのポートレートを撮影させていただきました。

「フィンスイミングのスピード感にはまり まるでイルカになった気分になれるんですよ」
と話す 15歳の藤巻沙月さん。
瑞々しくキラキラとしていて 水がとても似合っていた。

きれいな人から あふるるこの透明感って 一体どこからくるものなんだろう。 
うつくしい、 うつくしさ。

続く頁 箱根駅伝ファイル2013 小堀隆司さんの記事も素敵でした。

強風に翻弄された 今年のレース 
風に強かった日本体育大学 

山の神 から 山の星 へ 

 
山の星 
いい響きだな。

2013.01.10.

戸隠 3夜目

3日3晩の北の空とのにらめっこは 負けてしまった。

花は盛りに月は隈なきをのみ見るものかは という徒然草の言葉があるけれど。

星景写真には ほんの少しの雲が ほんの少しの霞が こんなにも大きく影響するものと 感じながら。

でも こうして 空の景色を観察しながら 方位を読みながら雪山を滑ったり 夜には北極星を目指すこころは
いとをかしかった。

また来よう。
ひとつの準備がまた揃った。

夜が明けたら 帰ろうと思う。

2013.01.07.

戸隠神社 一夜目。

赤道機とSWCとボードを車に積んで 雪の戸隠神社へ。
星を追いかける旅のスタート。

今夜は少しだけ この地を感じようと雪道を歩いてロケハン。
この なんてことのない星景を さりげなく写真にできたらいいのだけど。

天照大御神 ゆかりの地。
神話と伝説の舞台。

茅葺き屋根に積もった雪の下 
空気が深く 澄んでいる。

2013.01.02.

つながらなかった襷 

現在発売中の 文藝春秋 NUMBER DO 箱根駅伝特集『つながらなかった襷』というタイトルの ノンフィクション頁にて
元箱根駅伝ランナー 徳本一善さん、中村祐二さん、小野裕幸さんの現在をポートレート撮影させていただきました。

http://number.bunshun.jp/articles/-/320193

ノンフィクションライター 小堀隆司さん取材による 
箱根駅伝の舞台上で途中棄権を余儀なくされた3人のランナーの、その時 その後 そして今を綴った素敵な大切な頁です。

この取材がきっかけとなって 私も 走ってみる ことをはじめました。

走りの中にみえる世界。
走りの中に知り得る世界。

明日の箱根駅伝 復路でのドラマが楽しみです。

2013.01.01.

あけましておめでとうございます。
今年も宜しくおねがいします。

2012.12.22.

code-v

来年のカレンダーの撮影をさせていただいた御縁でcode-v さんのクリスマスライヴによんでいただいた。

先日 賑々しく ほっこりと撮影させてもらった彼らとは 全く別格の彼らがいた。
華やかに 大きくたゆたう 歌の声。

圧倒的な歌唱力に 何物にも代え難い説得力があった。

日本に移り住んで まだ一年にも満たない彼ら。
その歌の声に 背負っている想いの大きさと夢がいっぱいにあふれていた。

2012.12.18.

伊勢神宮 ワイドローライ

2012.12.06.

12/5発売 YUIさんのベストアルバム 『GREEN GARDEN POP』初回限定版特典 ヒストリーフォトブックに20枚程 写真を掲載していただきました。

2004年のちょうど今頃 メジャーデビュー前のYUIさんの写真です。

生まれて始めての取材撮影だと聞いて 記念にと想って撮った8x10ポラロイドのファーストショット、
インディーズ時代のPV撮影に同行させていただき YUIさんがいつも一人で歌っていた場所を巡りながら撮影した時々の写真達です。

自分自身への覚悟という言葉と共に 新たなるステージへ向けての活動休止宣言をなさったYUIさん、今後の御活動を楽しみにしています。

2012.11.26.

皇居を走ってみる景色
皇居を走ってみえる景色


皇居の廻りを走ってみた。
なるほど ここは 日本の中心なんだと実感する。 

多くの人がここを走ることの意味がわかる気がした。

皇居を走ってみた景色。
皇居を走ってみえた景色。

2012.11.17.

wide rollei autumn

ワイドローライ 珠洲の秋

2012.11.17.

agfa autumn

冷暗室に寝かしている AGFAのFILM  
今 熟成期を迎えている。

so…. AGFAと旅を重ねよう。

2012.08.24.

石と流星

ハンモックひとつで島を渡り歩くケリーが 腰に巻き付けた貴重品袋からとりだしのは 島々で拾った数々の石ころ。
エリオス号のデッキの上で。 

ひとつひとつの石と いつかどこかの地の記憶。

流星が燃え尽きずに地表に落ちた 隕石
いつかどこかの星の記憶。

2012.08.23.

この薔薇のことは よくよく覚えている。

何かが特に特別な薔薇だった。

マーケットの片隅にて。 

2012.08.20.

南の太陽を感じたくなって 竹富島へ行って帰ってきた。

チャリンコで 珊瑚の白い道  海と ごはんと 赤瓦の家と 竹富島のご先祖様と 南の太陽と新月の星空を 駆け抜けた。

そして 再び 暗室のつづき。

 

2012.08.20.

2012.08.11.


2012.08.10.

sofya&mom  &car

昨年、ヨガセンターでファームのキャプテンだったSofya

とても寡黙で いつもひたすら畑仕事に集中していて ほとんど話す機会もなかったのだけど 
彼女のファームに対する真摯で真剣な眼差しには 何か特別なものを感じていた。

母親がヨガセンターを訪ねてきた時のママとのツーショット。
めったに笑顔をみせないsofyaの笑顔。

増々 彼女のことが気になる。
そして この島のムードたっぷりなママについても興味を抱く。


2012.08.07.

seeding inputs



2012.08.04.

how to grow more


2012.08.03.

Dahlia

2012.08.02.

ダリヤ

本日 40歳の誕生日を機に10年間 お世話になったアングルマネージメントプロデュースより独立させていただきます。

10年間 アングルで育てていただき また たくさんの方々からサポートしていただき 写真活動に根を張り 芽をだすことができました。  

感謝の気持ちを胸に
この根と芽を大切に 日々精進 キレイな花が咲きますようにがんばりたいと思います。
 

ダリヤの花言葉 感謝

2012.08.01.

チャイ

2012.07.31.

2012.07.28.

2012.07.27.

ただいま

東京に戻ってきた。

帰り道 ずっと ソルトスプリング島の最後の日に出会った 大学教授のおじさんの言葉の意味を考えていた。

〜インターネットには 人類の無限の可能性があふれているのに 現状は全くもって間違った使い方をしてしまっている。
誰のものとかそういう概念や境界線で 惜しくもどんどんと小さな世界になっていってしまっていて せっかくの無限の可能性がなくなってしまっている。〜

自分の考え方や行動にも関係のある言葉のように感じている。

2012.07.26.

水上飛行機

ソルトスプリング島から バンクーバー空港へ。
水上飛行機にて 30分間の遊覧飛行。

乗客は私ひとり。

パイロットの助手席に座らせてもらい マイクつきのヘッドフォンをつけると 騒音が静まり無線通信の音声が聞こえてくる。 
パイロットが気さくなおしゃべりをヘッドフォンを通じて交わしてくれる。

操縦席とその眺めを ワイドローライで気軽にスナップ。

上空にて 友人のお姉さんがブッシュパイロットをしていることを ぼんやりと思い出す。

お姉さんのパイロット仲間が飛行機事故にあってしまった時 遺品として その人が使っていた洗濯洗剤をもらったらしい。

仲間達は なんで遺品に洗剤を選ぶの?って思ったらしいのだけど 
お姉さんは きっと、 同じ匂いのせっけんで その人のことを偲びたかったんだろうって。

今ごろ どうしているのかな。
どこかの空を どんな風に飛んでいるのかな。

2012.07.26.

東京へ向かって。

ソルトスプリング島を離れる日。 朝から 今滞在一番の美しい天気。

ずっと寒くて泳げないでいたのに こんなにキレイな夏の太陽が拝めるなんて。

バンクーバーに向かうフェリーをキャンセルし 今夜最終便の水上飛行機で帰ることに。
今日できるだけ永く ソルトスプリング島で過ごしたい。

まずは湖で泳ごう!と 湖へ向かうも 道中 色々な人との出会いで 成り行き任せのヒッチハイクがスタートし
島に暮らす人達の ポートレートを撮りにいかせてもらったり 今滞在で撮影させてもらった人へ サービスプリントを手渡しできたり。

そんなこんなであっという間に 出発への時間はさしせまり
最後にヨガセンターを訪ね、昨年の夏 3ヶ月間を暮らした森を駆け足でトレッキングした。

去年 テントを張って眠った土地。
今年 再びこの島を訪ねたかった本当の気持ちは この土の感覚を再確認したかったからだと想った。

森の隣の湖をひと泳ぎしたかったのだけど もう時間がなかった。

今度 また この湖の水の感覚を確かめにこよう。
そう想い巡らせ 水上飛行機にて 島を旅立つ。

 

2012.07.25.

島には たくさんの野生のシカが暮らしていて 生活のいろいろなシーンで顔をあわせる。

彼らとの 距離。

これ以上は 近づかない。

2012.07.25.

ホラ貝

昨夏 この島のヨガセンターで暮らしていた時は 時計がない生活で 
朝 昼 夜ごはんの知らせは このホラ貝による時報だった。
あと なにか大切な知らせがあるときも ホラ貝が鳴り響いて 皆が集まるという風。

ホラ貝の音が鳴ったら ごはんの合図だから…と説明されて 最初は冗談かと面食らったのだけど このホラ貝時報 けっこう有効で 700メートルくらい離れた森の中でも 地をはう波動が伝わってくる。

そして その音は自然ととけこみ 森のリズムにとてもよく似合っていた。

ホラ貝と あと日の出から 日の入りの太陽の位置と 腹時計  日常の仕事うんぬんで 割と正確にヨガのクラスも時間通りに受けることができていた。

最初は冗談みたいに思ったのだけど ホラ貝って かなり使える通信手段。

 ホラ貝は吹けるようになっておきたい。 (まだ 吹けない)

2012.07.24.

FERN WOOD

昨夏のソルトスプリングは森暮らしだったから
今年のソルトスプリング島は 海辺のコテージで暮らすことに。

キッチンで食事を作るのも ごはんを食べるのも ベットに寝ころがっていても 海が観えて 海に観られて。

この海にはクジラが泳いでいて 時に潮を吹く姿を ここから観れたりもするらしい。

暮らしの景色の中に くじらが泳いでいるなんて なんてソルトスプリングらしい。 

いつか 写真したいな。

2012.07.24.

2012.07.23.

航法システム

島のファームでは どこもお花畑が一角にあって(中には食べられるお花もある)農園全体が色とりどりで とてもかわいらしい。

花から花へと飛び交い しゃかりきに がむしゃらに 蜜を狩猟するミツバチ達の姿も すっかりファームの一部として 景色の中にとけこんでいる。

ここ数年 携帯電話の電波が ミツバチの航法システムを脅かし ミツバチ達が巣に帰れなくなってしまい失踪するという事件が 世界各地で起きている。

最近 自分のiPhoneの電波で 目が回ったりする私にとっても このことは ハチごとではないなあ。。。と想う。

2012.07.20.

2012.07.19.

北夏メランコリー

今日のソルトスプリング島は フリースが必用なくらい寒い。

暖かい紅茶が おいしい日。

今日は たまたま寒い日だったみたいなんだけど 
真夏にこの気温っていうのは なんだか気持ちがあかぬけない。

湖で泳ぎたかったのだけど やめ。

東京の暑さはこたえるけれど でも やっぱり夏の太陽に憧れる。

この気持ち。 まえに ここで感じた この気持ち。

2012.07.18.

ヒッチハイク

小さなフェリーには 車30台くらい 自転車6台 バイクが1台。

テントと寝袋がくくりつけられた 泥だらけのバイク
ツールドフランスを走ってそうな しゅっとした自転車
これまでにかなりの距離を走ってきたのであろうオンボロママチャリ。
ヴァナゴンもベンツも SUZUKIもキャンピングカーも
高級車も 軽トラックも どれもがどれもいい感じに馴染んでいて 
それぞれがそれぞれに ソルトスプリングっぽい。

 
港に到着する直前に ヒッチハイク先を探すことに。

今日の目的地はWISTERIA
フルフォード港から 12キロ。
島の道は簡単なんだけど 歩くと たぶん2時間、3時間くらい。

フェリーの中で 一番前列に並んだ これまたソルトスプリングムードたっぷりの黒い軽トラックのおじさんに ガンジスまで乗せてもらえないか交渉してみる。

彼の家はガンジスと反対方向だったみたいで  ごめんね。。。 全然 違う方向に帰るから。。。 って断られたのだけど 少しして 
やっぱりガンジスに行くよ! 乗ってっていいよ!って言ってくれた。

スーパーで野菜買って ガンジスでディナーすることにしたからついでにねって。

やさしくて やわらかい いいわけ。 ありがとう。

2012年 ソルトスプリング島  とても素敵なはじまり。

2012.07.18.

時の間

東京の自宅を出発して 24時間。
たくさんの乗り物を乗り継いで ソルトスプリング島行きの最終フェリーに。

デッキには ここでしかない、ソルトスプリングな空気が流れている。

東京を17日の 午後1時に出発して 24時間経った今 
ソルトスプリング島は17日の午後9時。

長い 永い 2012年7月17日。

島に近づくごとに 時の間がゆっくりと延びていくような そんな不思議な時空の感覚。 

 

2012.07.18.

ふたたび みたび 

ふ、と思い立って ふたたびのソルトスプリング島へむかっている。
正確には みたび。

今、シアトル。

飛行機と船を乗り継ぎ あの景色 あの空気まで あと少し。

2012.07.12.

森を泳ぐ



2012.07.11.

森を泳ぐ

2012.07.10.

スコティの住空間

ガンジス港から おんぼろボートで15分くらいのところに停泊しているELIOTH号。
スコティの住処。

2012.07.09.

ELIOTH号

2012.07.05.

ティアの暮らし





2012.07.04.

去年の夏

83日間 この森に眠り この森で目を覚ました。

最初のねどこ 森の入り口近く

2つめのねどこ 森のずっと奥のはらっぱ

2つめのねどこから 毎朝みていた朝霧

2012.07.04.

wisteria

wisteria 

ここの空気 ここの色 ここに吹く風 ここでの朝食 

今日はそんなことを 思い出して あたらしい暗室からとりだした写真。

東京の暗室に ソルトスプリングの景色が浮かぶ。

今年も夏が始まっている。



2011.09.02.

東京

3ヶ月ぶりに東京の自宅に帰ってきた。

大切な家庭を留守にしていた分 留守させてもらっていた分 この3ヶ月間に培った知恵を これからに還元していきたいと想う。
ものそのもの、ことそのことを大切に。

窓から入る街頭の光に 夜はまっくらやみでなく 体はなんとなく起きてしまう。

でも 目を閉じて想像すると ソルトスプリング島で過ごした 森の時間を体は覚えていて いつでもそこに戻れる気がする。

持ち帰った荷物の中は たくさんの撮影済みフィルム。

これから 時間をかけて 再び ソルトスプリングの記憶を紡いでいきたい。

2011.08.30.

12週間のカルマヨガが終わった。

最後の夜は テントの外に顔を出して星を観ながら眠った。
流れ星が3つ みえた。

空からみられているようで
 すこしこわくなって 目を閉じた。

最後の朝は 夜明け前に起きて 寝袋や毛布 シーツ マットレスを洗濯し テントをたたんで 83日間を過ごした森の寝床をかたづけた。

ヨガセンターでの最後のメディテーションは 今までで一番深く 無になれた。

その後 共に暮らしたカルマヨギー達に別れの挨拶をしすぎて フェリーに乗り遅れたりなどなど いろいろあって バンクーバーのいつも泊まるコンドミニアムには夜のおそい時間に到着した。

夜のおそい時間 といっても 9時30分なんだけど。

久しぶりの都会の夜は 電気の明るさが とてもまぶしくて まばゆかった。 

さっきまで 暮らしていた ソルトスプリングの時間がとても尊く 夢の中の時間だったように思えてくる。

2011.08.28.

コンポスト(キッチンの生ゴミ)を畑に運んで 干し草をかけて 土に返し 最後のカルマヨガを終えた。

そして 日没間際の湖をさっと泳ぐことにした。

キャンピングフォレストをつっきって ゴルフ場の柵を越えて まっくらになってしまう前に いそぎあしで。
靴をぬいで はだしで歩いてみた。
芝生も森の土も ひんやりと冷たくも柔らかだった。

湖について 急いで泳いだ。
もう 日がなくなって 湖は黒かった。

潜水して 目をあけてみてた。 日没後の水の色は黒 というか何もない色だった。

まっくらな水の中を泳ぐのは とても不思議な感覚。

水の音も聞こえていなかった。

最後に あおむけになって浮かんでみた。

一番星がひとつ光っていた。
  

2011.08.27.

キャンピング81日目

昨日も今日も 星空が冴えている。

テントのなかから 星を眺めながら眠り 起きたら 違う場所に星がうつっている。

今 朝の4時。

星を見ていると いろんなことを 思い出したり 想ったりする。

たくさんの日記を 暗闇の中でメモする。

夏休みの宿題を 最後に一気にするみたいに。

数万光年 数百万光年 数億光年 むこうから 
数万年 数百万年 数億光年 かかって届いた星たちを 一様にみているみたいに。

 
今日は これから メディテーションのクラスをうけて メヴのヨガクラスをうけて 最後のサタデーマーケットにでかけ 最後のカルマヨガ(今日はキッチンでみんなの夕食の準備とあとかたづけ)をして ヨガをして 最後のキャンピングの夜を過ごす。

2011.08.24.

キャンピング78日目

昨日はずっと 雨が降っていた。
8月に入ってからは はじめてのしっかりとした雨。

6月7月と 雨の日がとても 多かったのだけど 森の木々の下に屋根をつくり その下にテントを張っていたので そんなに雨ふりは気にならなかったのだけど
今のねどこは 空のぬけた ひろい草むら 風の通りみち。
雨ふりには めっぽう弱い。

テント内はかろうじて雨よけできているのだけど とてもしっとりしている。

こんな時 ウール素材の良さを感じる。
雨にぬれても 保温性がそこなわれずにあたたかい。

ウールのレッグウォ−マー
モンゴルラクダのブランケットにくるまって 雨の夜をすごす。

ヘッドライトの電球が切れたので ペンライトで本を読む。

昨日の夜はずっと 木々がざわめき 動物達もへんな鳴き声でうるさかったり なんだか異様だった。

ちょっとだけ 不安になりつつも この森にはなぜだか絶対の安心感もあった。

朝 目を覚ますと この島の空気が一気にあたらしい秋のにおいに変わっていた。

ひんやり 冷たい空気と澄んだ秋空。
新しい 鳥の鳴き声。

昨日の夜で なにかが変わった。

2011.08.23.

夏の終わりと雨とみずうみ

今日は あさからずっと雨が降って霧がかかっている。

どんよりとうすぐらくて こんな日は湖で泳ぐのがいいと誰かが言った。

ヨガセンターの隣は 全コース オーガニックの芝生からなる大規模なゴルフ場があって その向こうにブラックバーンレイクがある。

今日みたいな 雨の日はゴルフをする人がいないから キャンピングフォレストのつきあたりの柵を越えて ゴルフコースをつっきると 湖までかなりの近道でいけるのだという。

おとなりのゴルフ場にはじめて 足を踏み入れたのだけど 芝生がとっても柔らかくて気持ちがいい。

芝生のなかには ちいさなクローバーもいっぱい混じっていて ちいさなカエルがいっぱい飛び跳ねていた。

ゴルフ場側の湖の入り江は 砂浜になっていて いつもの対岸のデッキからみえる景色とはずいぶん印象がちがってみえた。

霧の中の湖をおよいだ。 気温は肌寒かったのだけれど 水温はそんなに冷たくなかった。

今日も 水の中にもぐって 水の色を確かめてみた。

みずうみいろだった。

この湖の水は 飲み水にもなるくらいきれいだといわれているのだけれど そして実際に泳いでいてもなんだかとてもきれいな感じがするのだけれど 水の色は みずいろ ではなくて みずうみいろ だった。

耳まで水につけて しばらくの時間 あおむけになって浮いていた。
霧がかった森の中だったからか みえた景色のことはあまり覚えていないのだけれど みずうみの水の音がとてもきもちよかった。

 

2011.08.23.

2011.08.23.

2011.08.23.

ELIOTH

ELIOTH の船上で カルマヨギーのケリーとビールを飲んだ。

6月6日から スタートしたこの島でのカルマヨガ。

ビールはもちろん タバコもコーヒーもお肉 タマネギ ニンニク 刺激物を一切食さない プログラムではあるのだけど 
たまに こうして コーヒー ときにビール ときにお肉 などなどを 少したしなんだりもする。

その方が 私には ちょうどいい。

カナダもそうなんだけど この島でも ウツ病 を煩う人の割合が以外と とても多いと聞いた。
はじめは こんなにも美しい自然の中の暮らしとウツは無縁に思えて 不思議で仕方がなかったのだけど 3ヶ月この土地に暮らしてみて なんとなく少しわかるような気がする。

このことは うまく説明できないのだけど。

こんなにも ピースフルで美しい 自然と知性の調和のとれたオーガニック先進国。

でも やっぱり 全てのものごとは それはそれはとてもとても複雑なバランスの中で なりたっていて
そこには 気候も気分も食事も文化も生活も人間関係も自分の生い立ちも人類の歴史も 土地の歴史も 全てが複雑に絡んでいて。

あと 一週間で 私の夏休みが終わる。

この夏の宿題 そうそう簡単にはとけそうもないパズルだったけれど
今 頭でなく 体でバランス感覚をつかんでいくことの重要性を感じている。

今 北の太陽の下。

2011.08.22.

森を泳ぐ

この夏を共に越した 森との暮らし。
今は すっかりと体になじんでいる。

月の満ち欠けによって変化する夜の暗闇 夜から 朝へのうすぐらやみ 
眠っている間も起きてる時も 太陽の位置や月明かりに体や気分が反応しているのを感じられる。

最近は テントが明るくなってくる時間もすこしづつ おそくなってきた。 
ソルトスプリングの夏の終わり が近づきつつある。

ふと おもいたち 自転車を走らせ 明け方の湖に泳ぎにいってみることに。

誰もいない湖。 思ったよりも冷たくない。

水面には森が映っていて 森の中を泳いでいるみたい。

水底がとても深いのか 水がとても重く感じられ
両手いっぱいに水をかくと 水面では森が波うち 森がたくさんに重なった。

水中に潜って 目を開けてみた。 
にぶいモスグリーンしか見えなかった。

もう二度 水中を観てみた。 
湖色だけ みえた。

顔をあげると

みずすましと水鳥が同じ湖で泳いでいた。

  

 

2011.08.19.

ALIOTH

ALIOTH号にはケリーの友達 スコティが住んでいて つまりここは彼の住空間。

ALIOTHとは 星の名前。 おおぐま座。

50年前に この船を造った人がつけた名前。

半世紀かけてとても大切に育てられた 古くてやさしい木の空間。

アンティークのガラス窓から見える海。 

船の持ち主 スコティは  この船の家でいろいろな島を一人で廻っているのだそう。

数年前に自分の持ち物などを全て売リ払い この船を買って それからずっとこの船に暮らしている。

(沖に船を停泊させるぶんには 地代などが 一切かからないらしい。)

ここソルトスプリング島の沖には今年の春から住んでいて 今はガンジスにあるカヤックショップでガイドの仕事をしていて ガンジスへはボートで行き来する。 

 
いろいろなすてきな暮らし方があるんだなあ。。。

朽ちた木のデッキ 海風 北の夏の夜の太陽 おおぐま座 とっておきのビール。

2011.08.18.

白い船

アンティークな木製の船がいっぱいのヨットハーバーをすり抜け おんぼろヨットは ぐんぐんと沖へと向かう。

沖には ところどころに 碇を下ろして停泊する船。そのいちばん奥にケリーの知人の船 ALIOTHが浮いていた。 

1960年代に航海用として作られた 白い船。
とてもいい感じに朽ちていて あたたかみのある木製の船。

ケリーの慣れた手つきでボートを船にくくりつけ 白い船に飛び乗る。
船の持ち主は不在だったけど もちろん鍵などかかっていない。
(この島の住民の多くは 家も車も鍵をかけない)

デッキには脱ぎ捨てられた靴下とブーツ、汚れたマグカップとたわし、洗剤の空箱、何かを書き記したメモ。

船内にはキッチンも寝室もトイレもあり 机の上には古い地図が数枚 ソファーの上には ランドリーから戻ってきた くたくたのネルシャツやスエット ジーンズなどなどが無造作にたたまれていた。

2011.08.17.

ケリー

3ヶ月のカルマヨガをハンモックで暮らしているケリー
雨の日も 嵐の日も このハンモックで眠っているとのこと。

船の上や ハンモック 揺れるところが好きらしい。

2011.08.17.

天気のいい午後 ビールが飲みたいなと思い、ガンジスまでヒッチハイクすることに。
今では おさんぽするのとのと同じくらいに ヒッチハイクすることも あたりまえの日常。
すこしづつ この島の流れにすっかり慣れ親しんでいる。

ヒッチハイクした車には カルマヨギーのケリーも一緒に同乗することに。

ヨガセンターの中でも 誰よりも森の奥に暮らし しかもテントではなくハンモックに暮らしているケリー。
どんな石ころ道でも はだしでぐんぐんあるいていく。
 
ハイスクールを卒業後 ウエィトレスをしたりしながら ずっと ハンモックと大きなリュックサックでいろいろな島を渡り歩いているという。
 
 編み物とアクセサリー作りがとても上手で いつも かわいらしい洋服を着ていて 
 気さくで優しい 21歳のナチュラリスト。
 

これから 船の上で のんびりとした午後を過ごす というので 一緒についていってみることに。

島の中心地 ガンジスの海辺はヨットハーバーになっていて この島にとけ込んだ アンティークの船(おんぼろな船も 豪華な船も どれもいい感じに風化した船)がいっぱいに並んでいる。

リカーショップでオーガニックビールを買って ハーバーの入り口に並んでいる 小さなボートに乗りこむと 慣れた手つきでオールをこぎだす ケリー。

沖のむこうに停泊している 彼女の友人が所有する白い船(彼女にとっては秘密基地)へとむかい ちょっとした航海がはじまった。

傾き始めた太陽を背に ひとかき ひとかき オールを漕いで沖のむこうにむかう。

キラキラと輝く海を ひとつ ひとつ すくって 。

2011.08.14.

森に暮らす

いつもの森にたくさんの暮らし。

2011.08.08.

宮沢賢治と農業

素敵な いでたち の若いカナディアンのファーマーに出会った。

とてもかっこよくて ロックミュージシャンのような雰囲気。

聞くところによると もともと音楽をやっていて ファーマーになるつもりなど全くなかったのだけど 日本をバックパックで旅行中に 宮沢賢治の本に出会い、 彼の思想に深く感銘を受けたことをきっかけに カナダへ帰国し 実家のファームを継いで 農業を始めたのだという。 

詩人で作家の 宮沢賢治 は 農業指導者でもあって 日本の農業とのかかわりがとても深いということを はじめて知った。

銀河鉄道の夜 の儚く瑞々しい宇宙のものがたりは 土と繋がっているなんて。

宮沢賢治の世界について 深く知りたい。

2011.08.03.

Tuesday Market

ガンジスをさんぽしていると Tuesday Market が開かれていた。

ソルトスプリング島といえばサタデーマーケットが有名だけど 
火曜日に開かれるマーケットもまた  島のオーガニックファーマー達が それぞれのファームで穫れたばかりの新鮮な野菜や果物をもちよって軒を連ね よりローカルな雰囲気が漂っている。

ファームにより 野菜の並べ方や 売り方 お店の雰囲気は様々で 
各ファーマーの世界観や個性がいっぱいにあふれている。

近くにはオーガニックマーケットやスーパーマーケットもあり 同じ品物が より安く売られていたりもするのだけれど
この野菜を育てた本人から直接 この野菜を買う、この人のファームで育ったこの野菜を買う 
ということを大切に思っている人が この島にはとても多いように思う。

2011.08.03.

キャンピング59日目

森の奥にみつけた 広い草地にひっこした。

森の中では 木々の枝枝で夜空を眺めることができなかったけれど 
ここからは 星空をながめながら眠りにつける。

新しい空間 新しい気分。

北の夏風 そよそよ そよぐ。

2011.08.02.

週末の2日間 サタデーマーケットでお店を開いているエリザベスの菜園でファームステイすることに。

エリザベスのお店では 焼き菓子やハーブティ ビーガンフード サラダやベリー等々 全て彼女の手により育て 作られたものが並べられる。

サタデーマーケットの中でもかなり人気の(昨年の売り上げは1位だったらしい)
お店で、 お手製のクッキーやケーキは 彼女が育てているニワトリによる生みたての卵と 自転車を改造した小麦挽き機(映画にでてくるタイムマシンのような機械)で彼女がペダルをこいで挽いた小麦粉で焼き上げられる。

金曜日の朝 彼女を訪ねるやいなや にわとりの世話の仕方 生みたてのたまごの取り方 サラダに使う葉とお花の説明が一気に始まり
どれが雑草でどれが食用の葉なのか覚える隙もないまま はさみとバケツを渡され サラダ摘みを任された。

 菜園には ところ狭しと たくさんの種類のハーブや菜っ葉 食用の花、ベリーの木 雑草などなどがわんさか賑やかに生い茂っている。

ハーブの葉だとわかるものもあるのだけど いままでみたことのない種類の植物がいっぱいで 正直どれが雑草だかどれが食用だか….
 エリザベスが摘み残していった葉っぱを頼りに わからない葉は 口にいれて食感と味を確認し さぐりさぐり 体で覚えながらの収穫だった。

 午後には ベリー摘みも任される。
ベリーピッキングときいて かわいらしいイメージを抱いたものの 彼女の庭では ブルーベリー ブラックベリー グーズベリーもまたワイルドに実を実らせていた。
棘だらけの雑草が生い茂るベリー地帯にて 繊細なベリーの実を ひとつぶ ひとつぶ 丁寧に摘んでいく。
 グーズベリーは 我が実をとられまいと枝のいたるところにさらに強靭な鋭い棘をいっぱい尖らせている。

庭の植物が ここまで自然に自由に生い茂り 実を実らすに至るまでには さぞかし たくさんの時間と労力 歴史があってのことだろうと想像する。
その収穫を担うことに責任を感じ 全身ひっかき傷だらけになりながら 
ジャングルの中で狩猟をしているかのように 地面に這いつくばっての作業に奮闘した。

 いつしか夜になり 焼き菓子づくりに没頭するエリザベスを手伝い、サタデーマーケットの準備をしていると 時計は夜の10時を過ぎていた。

土曜日は早朝から ハーブティーの準備やベリーの箱詰め で大忙し。
テントや食材をいっぱいに積み込んだトレーラーで 朝7時 ガンジスへと出発進行。
到着するとすぐに 荷物をおろし 指定の場所にテントを建て 机を並べ クロスをかけたら サラダやベリー お菓子などを並べきらないうちに お店はお客さんで賑わいはじめる。

こうして 一息つく間もないままに 青空の下 サタデーマーケットは開かれ
摘みたてのサラダやベリーは 朝の光にキラキラと輝き あっという間に完売した。

怒濤のごとく めくるめく過ぎ去った2日間だったけれど 
今 確かに何かを 感じはじめている。

2011.07.28.

森の奥のほうに 草を刈ったばかりの広い空間を発見。

今夜ここで眠ってみよう。

2011.07.27.

Take your time

Take your time  あなたの時間で〜 

ヨガセンターで よく耳にするフレーズ。

ヨガの時間 キッチンで料理するとき  畑を耕したり 雑草を抜いたり ごはんを食べたり お茶を飲んだり 何をするときにも いつでも この言葉が添えられる。

ひとつひとつの行動に 自分なりの時間をかける。

こころをこめる というより自分のリズムを大切にするといった感じ。

ここでは 速いとか遅いとかいった感覚は 全く重要でない。

2011.07.24.

2011.07.23.

道草

草道の上にはサクランボ。
サクランボで道草。

2011.07.20.

開墾

お花畑&ブルーベリー畑を作る為 雑草で生い茂る土地を耕す毎日。

太陽の下 ボブ マーリーの音楽をかけながら。

ひとくわ ひとくわ 
せっせと せっせと。
 
時々 のんびりと。

広大な土地の中では 本当に小さなひとくわで。 されど 大きなひとくわで。

ここから全てが始まる。

ここから全てが始まった。

 

2011.07.20.

90年前のヴォーグ表紙

島の古本屋さんでみつけた 1920年と1923年のヴォーグの表紙。

2011.07.17.

バイオトイレ

森での生活が快適なのには トイレが気持ちいいということも大きい。

おがくず により排泄物を分解し土に戻すしくみのバイオトイレで、臭いがほとんどしない。
掃除や備品の補充もよく行き届いていて いつも清潔に保たれている。

森にとけ込む 遊び心いっぱいの外観が なんともソルトスプリングっぽい。

2011.07.14.

森でのテント暮らし

森のテントで眠る夜も40夜を重ねた。

最初の日は まっくらやみな森の夜と風の音、木々のざわめき 野生のシカがテントの周りを歩いている足音などなど、おっかなびっくり明かした夜だったのだけれど いつのまにか 暗闇にも森の奏でる音もすっかりなじんで 深く眠る 毎日を過ごしている。

記憶の限りでは 悪い夢も 全く観ていない。

森のテントは日中でも薄暗く 夜眠る時(たまに昼寝の時)しか過ごさないのだけど 気分を休めるのに最高の場所となっている。

日中 時間をみつけては 究極の寝床作りへと改良に励んでいる。

2枚のマットレスに冬用のシュラフ、掛け布団、ウールの厚手の毛布、モンゴルラクダの毛布、 フリースのブランケット、 枕いっぱいを お昼の太陽で暖めたら
テント内いっぱいに ふかふかにしきつめる。

洗い立てのシーツをかぶせ 乾燥オーガニックラベンダーいっぱいを枕にしのばせるとテント内はいいにおいでいっぱいになる。

乾燥ラベンダーは 先日やぎのミルクを売っているファームを訪ねた時 できたてほやほやをいただいたもの。

今週末はガンジスのマーケットにアンティークの布を買いに行き 乾燥ラベンダーでアイピローを作る予定。

現在 北の島の日没は 午後10時すぎ。
まっくらになるちょっと前に ハーブティーをポットに入れて森へと帰る。

いつも この時間がまちどおしい。

 

2011.07.13.

大工仕事

ソルトスプリング島で暮らす人の多くは 自分の生活環境に必要なものの多くを何でも自分達で創る。

ヨガセンター内の土木建築も カルマヨギー達による 手仕事。

畑に建てられた 手作り サウナ。
薪で石を熱し そこに水をかけるしくみ。

日中の太陽で暖まった 黒いホースに水をとおして 温水シャワーのお湯を作る。

2011.07.09.

北の夏

ここ2、3日で ソルトスプリング島にも夏の太陽が降り注ぐようになった。

巣立ったばかりのつばめ達が群れをなし そこかしこで遊んでいる。

2011.07.06.

ヨガニドラ

カルマヨガが始まって 今日でちょうど一ヶ月。

数多く受けてきた ヨガクラスの中で最も特別で影響を受けているクラスが ナオミのヨガニドラ。

フランス系カナダ人のナオミは この島によく似合ったいでたちで 一目でナチュラリストだとわかる。
独特な存在感と雰囲気をかもしだしていて、自転車で颯爽と現れ、ウエーブのかかったドレッドのような髪をくるくるっと頭の上にまとめて にんまりとあぐらをかく。 
その姿は ソルトスプリング島のなんともチャーミングな ホトケサマ みたい。

クラスはいつの間にか ナオミの時間へ。

ナオミの独特なゆったりとしたリズムのもと 血の巡りを体の細部へと促す丁寧な動きが繰り返されると 次第に呼吸がゆったりと深く整えられ 体がリラックスした状態に誘われる。

その後 おのおの ブランケットやクッションを携え あおむけに寝た形になると

ナオミがギターをつまびきながら 詩のような言葉を 優しくうっとりする声でささやき始める。

これが 小鳥のさえずりのように心地よく すぐにみんなの深い呼吸が聞こえてくる。

ゆめうつつの時間はしばらく流れ うたたねのような ずっと眠ってしまっていたかのような時間は 小さく重たい鐘の音でもとに戻される。

最初は 状況がよくわかっていなくて(日本で経験していた ヨガとは なにもかもが全く違うスタイルだったので。)あまりのユルユルな空気にびっくりしたのと、ある種の催眠術にかかっているみたいな気がして ちょっとこわい感じもしたのだけど 
このクラスが終わった後の 頭がスッキリとし 視界がクリアにさえわたる爽快さはなんともいえず気持ちがいい。

その後 ヨガニドラに関する文献を探してみるも 未だこれといった本に出会っていない。

ヨガニドラ とは ヨガ的眠り という意味で
血の巡りを整えて 体をリラックスさせて 肉体は眠っていながら聴覚と視覚のみ目覚めている脳波の状態に誘い 潜在意識にキレイな気を送り込むヨガと説明されている。

先日 別の先生のクラスでヨガニドラを体験する機会があり それはそれでよかったのだけれど 
ナオミのヨガニドラが 特別に格別なのだと確信した。

彼女の美しい言葉と声 とろけるようなギターの音色 彼女自身のリズム が ソルトスプリングの柔らかい空気に合わさる時空間。

ナオミのヨガニドラを経験できることの 意味は大きい。

2011.06.30.

秘密基地

夜 森に帰ると 子供達が作ったであろう秘密基地が 私のテント前に。
それにしても 良くできている。。。

ソルトスプリング島では 自分の家を自分で建てる人も多い。
子供の遊びの中にも 生きる知恵があふれている。

2011.06.29.

ほしくさベンチ

天気がいいので ファームにて 干し草をベンチがわりにディナー。

今日は カルマヨギーでヨガの先生、キャメロンのバースデー。

ファームガーデンの花が素敵なブーケに。

キッチンチームから お手製クッキーの差し入れ。

すこしばかりのユーモアで 特別な時間に早変わり。

鳥巣佑有子

メモリアル